福岡タワー(福岡市早良区)
電波塔と展望タワーの役割を併せ持ち、全長234メートルと海浜タワーとしては日本一の高さを誇っています。8000枚のハーフミラーで覆われた外観から「ミラーセイル」の愛称で親しまれ、季節に合わせてイルミネーションが点灯し雰囲気を盛り上げます。展望台は3階建て構造で、地上123メートルの最上階の5階展望室からは福岡の街並みが一望でき、「夜景100選」に選ばれた素晴らしい眺望を満喫できます。
福岡ドーム(福岡市中央区)
パシフィック・リーグに所属する福岡ソフトバンクホークスの本拠地で、2013年からは名称を「福岡 ヤフオク!ドーム」に変更し、通称「ヤフオクドーム」と呼ばれています。玄界灘を臨む百道地区に位置し、日本初の開閉式屋根で建設されたドーム球場は日本一の広さを誇っています。野球だけでなく、コンサートなどさまざまなイベントに使用されている多目的ドームとして親しまれています。
マリンワールド海の中道(福岡市東区)
外観を白い貝殻のモチーフにした水族館で、海の中道と呼ばれる海と公園に囲まれた砂州に建っています。2017年4月にリニューアルオープンし、展示テーマを「九州の海」に一新しました。九州各地の多様な海をさまざまな趣向で演出し、生物や生息環境を現実的に再現しています。また、博多湾を背景としたショープールには観客席側にステージが新たに設けられ、臨場感あるアシカやイルカショーが楽しめます。
能古島(福岡市西区)
博多湾に浮かび、フェリーで約10分と福岡市街から気軽に行くことができる自然豊かな島です。花の名所である「のこのしまアイランドパーク」は、菜の花、ヒマワリ、コスモス、水仙など、季節の花畑を楽しむことができます。また史跡も数多く点在し、「早田古墳群」や江戸時代に鹿の狩猟場だった「鹿垣」などを訪ねることもできます。夏の海水浴のほか、バーベキューやキャンプなど海のレジャーも人気があります。
門司港レトロ地区(北九州市門司区)
明治初期に開港した門司港周辺には、明治から大正に作られた建物が今でも残っています。懐かしい雰囲気を漂わせ、新旧の織りなす景観が不思議な魅力をもたらす街並みは「都市景観100選」に挙げられています。当時は中国との貿易も盛んで、ヨーロッパの船も寄港していました。洋食店が建ち並びハイカラなメニューが混在した中、独自の進化を遂げた「焼きカレー」がご当地メニューとして親しまれています。
太宰府天満宮(太宰府市)
大宰権帥として大宰府に左遷され、この地で亡くなった菅原道真を祀っています。「学問の神様」として人々の信仰を集め、現在も多くの参詣客が訪れます。墓所の上に建立された本殿は1591年に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。本殿右に配している「飛梅」は、菅原道真を慕って一夜のうちに京から追いかけてきたという伝承をもつご神木で、千年以上の時を経た今も毎年美しい梅の花を咲かせます。
九州国立博物館(太宰府市)
日本で4番目となる国立博物館で、古くから深く関わってきたアジア地方各地との文化交流を推進する拠点として建設されました。「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」をコンセプトに展示をおこなっています。常設展示の文化交流展示室は、季節に応じた展示と文化財の展示替えをしながら常時800~900点を紹介し、その都度テーマを設定した展示もおこなっています。特別展示室では年数回の特別展を開催しています。
糸島二見ヶ浦(糸島市)
玄海国定公園内の海岸に、しめ縄で結ばれた二つの岩が海上に仲良く並んでいます。桜井神社の社地として神聖な場所で、ご神体の夫婦岩の前には白い鳥居が建っています。伊勢の二見ヶ浦の朝日に対して夕陽の桜井二見ヶ浦として知られ、夏至の頃に夕陽が夫婦岩の間に沈みます。県の名勝に指定され、「日本の渚100選」「日本の夕日100選」に選出されています。大しめ縄は、毎年4月下旬から5月上旬の大潮の日にかけ替えられます。
キャナルシティ博多(福岡市博多区)
ショッピングモール、アミューズメント施設、映画館、劇場、ホテル、オフィスなど、さまざまな業種からなる複合商業施設です。色彩豊かな建物が並ぶ中央には約180メートルの運河(キャナル)が流れ、5つのゾーンが自然をモチーフにした水をテーマに表現しています。中でも噴水のショーは音楽に合わせてダイナミックに繰り広げられ、水辺のステージではイベントや音楽ライブが日々開催されます。
大濠公園(福岡市中央区)
総面積約40万平方メートルの約半分を池が占める全国有数の水景公園で、国の登録記念物に指定された市民の憩いの場として親しまれています。池に点在する島の一つ、柳島に設置されている浮見堂は公園のシンボル的な存在です。池の周囲を利用するジョギングやウォーキングの場として人気が高く、足に優しいゴムチップ舗装や距離表示などが整備されています。夏には花火大会の会場として賑わいます。
博多埠頭(福岡市博多区)
壱岐、対馬、五島航路など国内定期航路や、市営渡船のターミナルになっています。併設する「ベイサイドプレイス博多」は飲食店や温泉施設、生鮮食品市場などが設けられ、1日ゆっくり過ごすことができます。全高100メートルの「博多ポートタワー」が隣接し、70メートルにある展望室からは博多湾や福岡市が一望できます。その1階にある「博多港ベイサイドミュージアム」では、博多港の役割を紹介しています。
天神(福岡市中央区)
交通アクセスも便利な九州最大の繁華街で、通りにはファッションビルが林立し、老舗のデパートや家電量販店が軒を連ねます。地下も南北に貫く全長約590メートルの地下街が広がっています。19世紀のヨーロッパをイメージした地下街は12番街まであり、ファッションやグルメなど、150余りのテナントが入っています。周辺は歴史スポットも数多く、天神の地名が由来する水鏡天満宮もビルの谷間にひっそりと建っています。
博多駅 (福岡市博多区)
九州最大の乗降客数を誇るターミナル駅で、博多港や福岡空港、高速道路とも近いことから九州の玄関口と呼ばれています。ホームが南北方向に高架化されているJR線と、東西方向の地下にある福岡市地下鉄から構成されています。JR九州の本拠地で、2011年に全線開業した九州新幹線鹿児島ルートの起点駅となっています。山陽新幹線との相互乗り入れが行われたことで、利用客数は毎年増え続けています。