膣トレとは?話題のインナーボールの使い方も

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皆さんは「膣トレ」という言葉を聞いたことがありますか?「膣トレ」とは「膣圧トレーニング」のことです。また、「膣圧」とは「膣を締め付ける強さ」のことを表しています。
元々膣圧が強い方もいれば、ふんわりとした方もいます。

膣トレの重要性

膣トレは、膣や子宮周り、骨盤周辺の筋肉を鍛えることを指します。膣圧を鍛えることで、パートナーとのスキンシップタイム時の気分や濡れ具合、気持ちよさを更に満たせることができます。
「今はパートナーがいなくて、自分にはそんな機会がないし…」と思っている方にも膣トレは重要です!
年齢とともに尿道や肛門、膣を支えている「骨盤底筋」は衰えていきます。この「骨盤底筋」が衰えると、尿もれや頻尿、更には膣から子宮が飛び出す「子宮脱」を引き起こすリスクが高まります。
パートナーとのスキンシップタイムにも、自分の健康のためにも膣トレは大変重要です!
なお、膣圧が低下する原因は主に出産や運動不足による肥満、年齢を重ねていくことが低下の原因だと考えられています。誰にでもなり得る要因だからこそ、「膣トレはまだいいかな…」と思っている方も、今日からぜひ始めてみましょう!

今のあなたの膣圧は?

簡単に自分の膣圧を測る方法として、膣内に指を入れる方法があります。
①膣内を濡らすためにローションを使いましょう。不要な方は②からご覧ください。
②体育座りになり、力を抜いて人差し指と中指を第二関節まで入れます(指は一本ずつ、痛みがある場合はおすすめしません)
③ジャンケンのチョキのように指を開いて、膣をキュッと締めます。
その際に、チョキが閉じるほど膣からの圧力がとても強く、指が持ち上げられる感覚があれば正常です。そうではない場合は、ぜひ膣トレをおすすめします!

膣トレおすすめグッズ

膣トレ用「インナーボール」
おそらく「膣トレ グッズ」と検索すると一番上に出てくるのが「インナーボール」です。
通販サイト「インナーボール」の概要にも
・デリケートゾーンを引き締めて、感じやすいイメージを目指す膣トレ用ボール
・骨盤底筋をふくむインナーマッスルを鍛え、出産後のゆるみ締りや尿漏れなどもケア
と書いてあります。
使い方としては、衛生面が気になる方はコンドームを用意します。また痛みを感じる方はローションも用意します。

ヒモの部分を外側に出るようにし、初めはボールを1個だけ膣内に挿入してください。慣れてきたら2個に増やすのがおすすめです。そしてボールを入れたまま下腹部に力を入れます。初めは5分程度の使用を目安に、慣れてきたら10分〜15分と伸ばしてみてください。慣れてきたら家の中を歩いてみて、ボールが膣内から落ちないよう締め付けるのも効果的です。
使用後はぬるま湯で洗って、ポリ袋や台所用のラップで包んでからポーチなどで保管してください。

このようにグッズを使うことで膣圧を意識でき、自分でも締め付けている時と締め付けていない時が実感出来る様になってきます。

膣トレグッズは形も重さも様々です。価格も2,500円〜と手が出しやすい値段のものもあります。

初心者の方は軽くて直径が30mm前後のものを選ぶと、挿入時もスムーズにいきます。痛みがある場合は無理せず、やめるかローションを使うなどしてみてください。慣れてきたらローター付きで自分磨きをしながらというタイプや形が卵型のようなものも試して、自分に合ったグッズが見つかるといいですね!

グッズなしで今から出来る!「膣トレ体操」

①立ったまま電車でも出来る!
肛門を締めるように、下腹部全体に力を入れます(5秒間)。そして力を抜きます(10秒間)。これを繰り返して行います。
1日5分程度から始めてみましょう!余裕がある方はこちらを1日10分行いましょう。

②リラックスタイムにも膣トレ!
仰向けに寝て、脚をまっすぐ伸ばします。そして床から15センチほど上げてキープします(15〜30秒)。15〜30秒後に足を下ろして、これを繰り返します。
1日1回から始めてみましょう!余裕がある方はこちらを1日5回行いましょう。

③些細なトイレタイムにも!
おしっこをしている途中で一度、ぐっと肛門を締めるように膣を締めて排尿を止めます。
やりすぎると膀胱炎のリスクが高まりますので、1日1回だけにしておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
グッズを使ったものから、今すぐ出来る簡単な体操などをご紹介させていただきました。
人間の細胞はすぐに変化しません。そのため膣トレを一回しただけで「筋肉がついてすぐ効果が出る!」とはいきません。毎日継続することで、早い方だと1ヶ月ごろから「頻尿が改善した」という声があります。これはしっかりと膣や子宮周りのトレーニングの効果が出ている証拠です。
そのため膣トレ体操も慣れてきたら是非、1日に10分、1日5セットと回数を増やしていきましょう。継続は力なりです!
これからも膣トレを、パートナーとのスキンシップタイムにも、自分の健康のためにも無理なく続けていきたいですね。