歴代の元カノからのプレゼントを燃やして捨てたこと

幼馴染の私たちがお付き合いをするようになったとき、彼は他県に、私は地元に住んでいました。
1年後、私は仕事を辞め彼の住む他県で同棲を始めました。
前職の有給消化中は彼の家で憧れていた「主婦」を満喫しながら、独身男性のなかなか散らかった部屋の掃除に励みます。
そんなある日、クローゼットを整理しようと荷物を出していると、封をされていない大きな段ボールを見つけました。
この段ボール以外にも、大学の卒業証書やアルバムが入ったものがいくつかあったので、その類のものだろうと特に気にしていませんでした。
荷物が思った以上に多くその日は出したものをそのままにして、仕事から帰宅した彼とアルバムを見て楽しい時間を過ごしました。
翌日、片付けを再開し例の大きな段ボールをしまおうとしたとき、封をされていない隙間から彼の写真が見えました。
なんとなくその隙間をあけると、知らない女の人とのツーショット。誰だ。
そしてよく見ると、それはただの写真ではなく、「祝1年記念日」と書かれたお手製のアルバムだったのです。
段ボールの中を見てしまった後悔が襲いましたが、嫉妬心がかき消します。
一旦冷静になろうと思い段ボールから離れましたが、今度は私と1年付き合ってるのに元カノからのプレゼントを捨てていなかった彼への怒りがこみ上げました。
ですがここは彼の家で、私は居候させてもらている身です。文句は言えません。
なので、何も言わない代わりに段ボールの中身だけ全部見てやろうと思い、一気に部屋に広げました。
すると、アルバムに写る女以外の写真や手紙指輪など、さまざまな歴代の彼女との思い出の品が出てきたのです。
その一つに見覚えのある字体で書かれたラブレターも発見しました。よく見ると、私の友達でした。
彼女は留学経験があり手紙の内容的に留学直前に彼に宛てたような内容で、愛に溢れた英語で書かれていました。
私は人生で初めて怒りで手が震えました。しかしそれらすべては私と付き合う前のものだったため、やはり何も言えません。
私は、いつか彼がこの段ボールを捨ててくれると信じ、クローゼットの一番手前にわざとらしく封をせずにしまいました。
そして半年間、彼には一切なにも言わず生活したのです。
半年後、彼が異動で地元に戻ることになりました。引っ越しは荷物整理の絶好の機会です。私は密かに期待していました。
引っ越しの少し前に私は実家へ戻り、彼が地元に帰ってきたタイミングに合わせて同棲を再開させることになっていたため、一緒に引っ越し作業ができませんでした。
なので、例の段ボールをわざとらしくクローゼットから出し私は実家へ帰りました。
彼の引っ越し当日、私も期待しつつ新居へ向かいました。そして、例の段ボールを見つけてしまったのです。
私は人生で2度目の怒りで手が震えました。ですがここは冷静に、まず彼を呼びリビングに座らせました。
そして、半年前に見つけた段ボールのこと、今日までなにも言わずに過ごしたこと、今日段ボールがないことを期待していたことを話しました。
この際彼の反応や言い訳などどうでもよっかた私は、彼がなにか言っているのを無視し、段ボールを開け、ひとつひとつ紹介し、メッセージや手紙を音読しました。
そしてすべて読み終えた後、きちんと彼に宣言して、キッチンでそれらに火を回しました。
彼は始めは慌てていましたが抵抗できないと思ったのか、そのうち私が火をつけたものを彼が水をかけ消火し捨てるという、新居での初めての共同作業となりました。
今思うと我ながら酷いことをしたなと感じていますが、「お互いに若気の至りだね」と笑い話になっているのでいい思い出です。