【恋愛体験】同棲中の彼氏と妊娠から結婚まで

同棲中の彼とはお付き合いを始めて2年余りが経っていました。
お互いに結婚に対しての意識があまりなく、なんとなく毎日一緒にいるという感じでした。
そんな時、彼が転職すると言ってきました。当時の彼の勤め先はいわゆるブラック企業で、私も転職を勧めていたので賛成しました。

私も派遣の仕事をしていましたし、生活はどうとでもなるだろうと思っていました。
それから2週間ほどして、なんとなく自分の体調の変化に気づきました。風邪か、もしくは。

仕事の帰りにドラックストアへ寄り、家に帰って検査をしてみると陽性でした。驚きとともに嬉しさと愛おしさが混ざり、涙が出ました。
部屋に戻り、彼へ連絡しようと思い携帯を開くと「今日仕事辞めるって言えた!今月まで!」とメールが来ていました。
さっきまで感じていた幸せな気持ちを、漠然とした不安感が覆い、私は何も返信ができませんでした。

夜、退職宣言を果たし希望に満ち溢れた彼が帰宅しました。送ったメールの返信がなかったことに小言を言われましたが、私はそれどころではありません。

夕食を食べているときに、「できた」と伝えると、彼はしばらく茫然とし、そのあと「なんで今なんだろう。とりあえず病院に行こう」と言いました。
次のお休みの日、産婦人科を受診し「妊娠6週です」と添えられたエコー写真をもらいました。

家に帰って母に連絡をしました。
母は父と死別してから女手一つで私を育ててくれました。また、物事の順番を大切にする人です。

妊娠のことを伝えるとものすごい勢いで怒り始め、言いたいことを言われて電話を切られ、そのまま音信不通になりました。
夜、彼が帰宅した後エコー写真を見せ、これからどうするのか尋ねると、ちょっと考えようと言われました。

「ちょっと考えよう?私は妊娠が分かってからネットでたくさん調べたし、彼も私も仕事をどうするとか、もし中絶るするなら何週までに決めないといけないとか。
それにもうつわりらしきものも始まっていてお腹の中で日々育ってるんだよ!誰も喜んでくれない」と今までのモヤモヤが爆発してしまいました。

それ以降お互いに会話もなく、次の日になりました。私は体調が一段と優れず、仕事を休んでしまいました。

思い詰めてしまった私は、出産経験のある姉に連絡をしました。今までの経緯を話すと、「まず、おめでとうだね」と言ってくれました。
私はその一言に救われました。もとの自分を取り戻し、冷静に今後のことを考えられるようになりました。そして、自分の力だけでも産もうと決意しました。

翌日から仕事にも復帰し、それから1ヶ月は彼とお腹の子の話を特にすることもありませんでした。母とも相変わらず音信不通でしたが気にしていませんでした。
彼も仕事を辞め有給消化に入りました。ですがこの有給消化期間が良かったようで、彼自身も今後のことを考えてくれたようでした。

そして妊娠11週目ごろ、彼が突然私の仕事のお迎えに来てくれました。車に乗ると、福山雅治の「家族になろうよ」が流れていました。
いかにもな演出に笑ってしまいましたが、彼なりに私とお腹の子のことを思ってくれているのだと思い少しホッとしました。

彼は自分だけの収入で生活ができるか試算しできるという結論に至ったこと、自分の家族にも妊娠の報告をしたこと、私の母へ自分も話をしに行きたいということを話してくれました。

私と彼、ふたりで親になろうとしているのだと、とても嬉しかったです。
その後、昔気質で頑固者の母に何度も連絡し、実家へ行っては追い返されを繰り返し、妊娠7ヶ月の頃やっと結婚を認めてもらいました。

それから両家顔合わせを済ませ9ヶ月頃入籍を果たしました。そのすぐあと娘が産まれ、今では彼女が彼の生きがいです。
そんな彼の姿を見て、この人と結婚できてよかったなとしみじみ思います。