歳の差恋愛とマッチングアプリ婚約

私の恋愛といえば、小さいころからずっと片思い尽くしでした。

小学生の頃は席替えの度に隣になり仲良くなった男子に恋心を抱き1年置きくらいに好きな人が変わる・・・というような恋愛大好きっ子でした。

恐らくハマっていた少女マンガに影響され恋に恋をする性格になっていったのでしょう。

そんな性格が影響してか中高生の多感な時期になると変に男子を「男」だと意識しすぎて一歩踏み出せず、二十歳超えるまでは「彼氏いない歴=年齢」でした。

ようやく彼氏が出来たのは大学4年生のときでした。相手は同じサークルに入ってきた新入生のA君。新入生にとっての4年生という“ちょっとオトナ”な感じを武器に私から告白しお付き合いすることになりました。

フレンドリーな性格で人気者なA君は、私と2人きりの時は甘えん坊な性格でした。いつの間にかA君の方がベタ惚れになってしまい、デート費用はすべて払ってくれ、わがままはなんでも聞いてくれる、今となっては最高の彼氏だったと思います。

しかし当時の私は人から好かれることに何となく歯がゆさを覚え、A君の存在を重荷に感じ始めていました。そして私は就職をきっかけに上京し、遠距離恋愛が始まりました。

A君への気持ちが薄れていく一方で私は別の男性B君が気になり始めていました。実はそのB君も同じサークルの同期でA君にとっては先輩にあたる人でした。さらにA君と出会う前に片思いしていた相手でした。B君と私は職場が近く、お互いお付き合いしている相手がいながらも二人きりで会っているうちに恋愛関係のようになっていきました。関係をはっきりさせたい私はA君と別れB君へ告白。しかしB君からの返事は「今は○○(彼女)がいるから・・・でも昔りなのこと好きだった」と何とも煮え切らない振られ方をしたのです。

タイミングが悪かったことを悔やみつつもB君とはそのまま疎遠になり、私は高校時代の友人の紹介をきっかけにC君と知り合い、お付き合いすることになりました。

私にとっては2人目の彼氏。A君とはまた違うさっぱりしたフレンドリーな性格で、良好な関係を続けていました。

あるとき全く連絡を取っていなかったA君から、何件もの着信があることに気づき、嫌な予感がした私はLINEで何の用事か尋ねました。

するとA君からの返事は「お前浮気しとったんか!?ある人からSNSでメッセージが来た!りなは浮気者の最低の女だって」という内容でした。“ある人”に何となく心当たりがありそのSNSでの名前を聞くと、C君を紹介してくれた高校時代の友人でした。実はその友人は以前C君のことが好きだった過去があり、C君と私が付き合うのは気に食わないという理由でA君にメッセージを送ったのです。その理由は後々彼女から来たメールで知ったのですが、この出来事をきっかけに友人とは絶縁状態になりました。

一方でC君とは良好な関係を築いていましたがお付き合いを初めて2年が経った頃、C君の転勤をきっかけに遠距離恋愛になってしまいました。遠距離恋愛が始まった直後は何とかして会うようにしていましたが、お互い徐々に気持ちが薄れて行き自然消滅していました。

遠距離恋愛は私には向いていないことを自覚し始めていたそんな時、当時販売員として働いていた私はよくお店に来ていたお客様Dさんとプライベートで連絡を取り合う関係になっていました。勤務先ではお客様と個人的に会うことは禁止されていたので、Dさんとはこっそり食事に出かけていました。

Dさんは20歳以上歳が離れていましたが若々しく、若い男性にはない紳士的な魅力があり次第に惹かれていきました。

やがて恋愛関係になり、私は満たされた気持ちでいっぱいでしたが、ひとつだけ気がかりなことがありました。Dさんは恐らく既婚者。別れているかもしれないし、本当のことは分かりませんでしたが、当時の私は関係が壊れるのを恐れて聞けずにいました。

というのも20歳以上も歳の差があるせいか主導権はDさんにあり、私はDさんの言うことに常に従っていました。いわゆる束縛されていたのだと思います。

付き合いが続くにつれDさんの束縛は激しくなっていき、私の仕事が終わったら「今から帰ります」、「帰宅しました」の報告を入れたり、Dさんが食べるわけではないのに毎日自炊をすることを強要されたりと洗脳されていきました。

あるときDさんがブログをやっていることを知り、調べてみることにしました。するとそこにはDさんが娘に向けて送ったプレゼントについての記事や、父の日のお祝いについてなどが書かれていました。結局ブログの内容から奥さんがいることも判明し、更に私と歳が近い娘がいたことに覚悟していたとはいえショックを受けました。

Dさんへは遠まわしにブログを見たことを伝えましたが、その後も特に変わりなく関係は続きました。しかしその関係も2年が過ぎたころ突然終わる日が来ました。

ある日私が昼食に作った料理を報告したところ手抜きだと怒られ、いつもなら従順に謝るところ反発をしてしまいました。それまでの束縛され続ける関係に限界が来ていたのです。私の反発にDさんは激高しそれから連絡が取れなくなりました。

その直後、私は仕事帰りに車にはねられ怪我をしました。大した怪我ではなかったのですが、一人暮らしということもあり不安でDさんに事故のことをLINEで伝えました。しかしDさんからは何の返事もなく、そのことでDさんへの気持ちはなくなっていきました。

それからDさんと会う機会はしばらくありませんでしたが、お別れして1年が経った頃、突然会いたいというメールが来ました。何か色々話したいことがあるとのことでしたが、断りました。何かと隠し事が多いDさんだったので話したい内容が気にならないと言えば嘘になりますが、その時の私は完全に冷めており、むしろ婚活に燃えていたのです。

20代後半だった私は何とか30歳になるまでに結婚したいと思い、婚活パーティーやマッチングアプリなどで積極的に出会いを求めていました。色んな男性と出会い上手くいかないことも多かったですが、やがてマッチングアプリで知り合ったEさんとお付き合いをすることになりました。

Eさんは早い段階から結婚のことを予感させるような発言をしていて、私もEさんと結婚するのだろうなと思っていました。その後プロポーズされ結婚に向けて仕事を変え同棲を始めました。

しかしあるときからEさんの態度がおかしくなり、理由を尋ねると私への気持ちがなくなったから別れたいとのことでした。やっと結婚できると思っていたのにまさかの婚約破棄で、今までの失恋では感じたことのない喪失感に潰されそうでした。

とはいえ同棲をしているので毎日顔を合わせていて、弱っていく私への未練が出てきたのか復縁を申し出されました。私はもちろんOKの返事をし、ようやく結婚となるかと思いきや、今現在Eさんとの関係は続いているものの結婚には至っていません。

Eさんは気性が激しく優柔不断な性格でよく傷つけられることがあり、そんな時ふと最初に付き合ったA君の優しさを思い出してしまいます。今思えばA君の重たさを理由に近場の男性に気が移ってしまうなんて愚かだったと思うとともに、そんな過去の行動に罰が当たり未だ結婚できずにいるのだろうなと思っています。