生理の基本

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生理の基本

生理とは、約1ヵ月の周期で子宮内膜が出血をともなってはがれ落ち、体外へ排出されることです。生理の周期(月経周期)は、生理の始まった日から次の生理が始まる前の日までの期間をいいます。個人差もありますが、一般にその期間は25~38日ぐらいです。月経周期は、そのときのホルモン状態から、大きく4つに分けることができます。

卵胞期

卵巣の中には卵子のもととなる原始卵胞があり、これが脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンの刺激をうけ成熟卵胞に発育します。成熟卵胞からは卵胞ホルモンが分泌され、その影響で子宮内膜が増殖します。

排卵

卵胞ホルモンがある程度増えると、脳下垂体から卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンが急激に分泌されます。この影響で、成熟卵胞から卵子が排出されます。

黄体期

排卵後の卵胞は黄体という組織になり、主に黄体ホルモンを分泌します。この作用で子宮内膜は、妊娠に適した状態になります。しかし、妊娠が成立しなかった場合は、黄体の機能はしだいに衰えて女性ホルモンの量も少なくなります。

生理

女性ホルモンの量が減ることにより、妊娠の準備を整えていた子宮内膜ははがれ落ち、血液とともに子宮口から排出されます。

生理前の症状 PMS/PMDD

生理前の黄体期におこる不快な症状がPMS(月経前症候群)です。PMSは生理の始まる3日~10日前頃からおこり、生理の開始とともに軽減または消えるのが特徴です。症状はお腹や乳房の張り、痛みのようなカラダの症状から、イライラや憂うつなど精神的な不調があらわれることもあります。PMSと比べてより症状が重く、とくに精神的な症状が強いのが、PMDD(月経前不快気分障害)です。PMSに悩む女性の3~5%がPMDDとみられ、強い不安や抑うつ感、怒り、悲しみ、絶望感、緊張感などがあらわれます。

生理中の症状 月経困難症

生理中にあらわれる強い下腹部痛や腰痛などの不快な症状が「月経困難症」です。生理のある女性の約30%にみられ、子宮内膜で作られる痛みの物質(プロスタグランジンなど)により子宮が収縮するために腹痛がおきたり、全身に作用して頭痛、吐きけ、下痢などの症状が引きおこされます。子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が原因となっている場合もありますので、症状がひどくなったときはガマンしないで早めに医師に相談しましょう。