「ビシャモン」って一体なに?名古屋県民の脳内に響くあのフレーズの正体
名古屋周辺でテレビを見ていると、ふとした瞬間に流れてくる「ビシャモン、ビシャモン♪」という軽快なリズム。耳に残るキャッチーなメロディと、独特なタッチのアニメーションは、一度見たら忘れられないインパクトがありますよね。
でも、正直なところ「歌は知っているけれど、結局なんの会社なの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。実は「ビシャモン」は、私たちの暮らしを影で支える世界的なトップメーカー、株式会社スギヤスのブランド名なのです。
株式会社スギヤスは、愛知県高浜市に本社を置く企業で、主に「リフト」を製造しています。
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自動車整備用リフト(車検などで車を持ち上げる機械)
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物流機器(ハンドパレットトラックなど)
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福祉機器(段差解消機など)
「ビシャモン(Bishamon)」というブランド名は、七福神の一柱である「毘沙門天」に由来しています。力強いイメージ通り、重いものを軽々と持ち上げる製品で、国内シェアはなんとトップクラス。名古屋の街を走る車の多くが、実はビシャモンのリフトでメンテナンスされているといっても過言ではありません。
ありきたりの観光地を巡るだけでは見えてこない、愛知・名古屋の「ものづくり精神」の象徴。それがこのビシャモンというブランドなのです。
中毒性の秘密!CMのアニメ作家と魅力的な「歌・声優」の舞台裏
あのCMがなぜこれほどまでに私たちの心(と耳)を掴んで離さないのか。そこには、計算し尽くされたクリエイティブの力が隠されています。
【アニメーションを手掛けたのは?】 あのアニメーションを制作したのは、数々の個性的なCMやショートアニメで知られる映像作家、青木純さんです。青木さんは、あの大ヒット作品『ポプテピピック』のシリーズ構成や監督(スペースネコカンパニー)を務めたことでも有名。どこかシュールで、でも愛らしいあのキャラクターの動きは、まさにプロの技が光る逸品です。
【歌っているのは誰?声優の正体】 「ビシャモン、ビシャモン♪」と歌い上げているのは、人気声優の前田佳織里さんです。透き通った声でありながら、耳にスッと入り込む独特のニュアンスが、あのフレーズに命を吹き込んでいます。
【なぜ誕生したのか?誕生秘話】 このCMが誕生した背景には、BtoB企業(企業向けビジネス)特有の「もっと一般の方にも自社を知ってほしい」という熱い想いがありました。普段、私たちが直接リフトを購入することはありませんが、自動車整備工場や倉庫で働く人々にとっては欠かせないパートナーです。
「リフトといえばビシャモン」というイメージを、アニメという親しみやすいフィルターを通して伝えることで、若者から大人まで幅広い層に認知されるようになりました。まさに、愛知の堅実なものづくりと、現代のポップカルチャーが融合した奇跡の15秒間なのです。
