「ヤマキウ南倉庫」で感性を研ぎ澄ます。築40年超の倉庫が、秋田のクリエイティブを刺激する“屋根付きの公園”に。

投稿者: | 2026年3月12日

秋田市の南通り、亀の町(かめのちょう)エリア。かつての活気が嘘のように静かになっていたこの街に、2019年、ひとつの巨大な「創庫」が誕生しました。それが「ヤマキウ南倉庫」です。

単なるリノベーション物件と呼ぶにはもったいない、この場所には、秋田の日常を新しく発見するためのヒントがいくつも隠されています。

倉庫を「街の縁側」として再構築したリノベーション

ヤマキウ南倉庫は、1976年に建てられた酒類の貯蔵庫を大規模にリノベーションして作られました。

一歩中に入ると、まずその開放感に驚かされます。鉄骨がむき出しになった高い天井、無機質なコンクリートの床。かつて重機やトラックが行き来していたタフな空間を、現代のクリエイティビティで「屋根付きの公園」へと生まれ変わらせました。

  • KAMENOCHO HALL KO-EN: 1階中央にある広場は、誰でも自由に過ごせるパブリックスペースです。
  • LIBRARY A: 敷地内で自由に読める約300冊の本が並び、読書や作業の場所としても開放されています。

リノベーションの面白さは、古いものの「記憶」をあえて残している点にあります。剥き出しの配管や壁の質感など、倉庫時代の名残を感じながら、最新のショップやオフィスが共存する様子は、まるで海外の街角に迷い込んだかのようなワクワク感を与えてくれます。

個性が集結!なにがある?1階・2階のショップ&オフィス

この施設には、秋田の「今」を牽引するショップやオフィスが集まっています。

【1階:ショッピングと自分磨きのフロア】 中央の広場を囲むように、黒いボックス型の店舗が並んでいます。

  • 生花店(florist natural): 観葉植物やドライフラワーが空間に彩りを添えています。
  • アウトドアショップ: 秋田の豊かな自然を楽しむためのギアが揃います。
  • 雑貨・ライフスタイルショップ: 秋田のみならず、日本中の優れたデザインアイテムに出会えます。

【2階:働く・繋がるクリエイティブフロア】 2階は、コワーキングスペースやオフィスが入る「働く場所」です。

  • コワーキングスペース: 広いテーブルとキッチンを備え、フリーランスや学生が思い思いに過ごしています。
  • デザイン事務所: この施設自体の企画・運営を手掛ける「See Visions」をはじめ、多様な企業が入居しています。

 

週末のランチやカフェタイムに訪れたい理由

ヤマキウ南倉庫を訪れるなら、隣接する「亀の町ストア」でのランチカフェタイムも外せません。

このエリア一帯が「亀の町エリアリノベーション」としてデザインされており、倉庫内でのショッピングの合間に、こだわりのデリや淹れたてのコーヒーを楽しむのが通の過ごし方です。

  • ランチ: 地元の旬の食材を活かしたプレートランチや、ボリューム満点のサンドイッチ。
  • カフェ: 吹き抜けの開放的な空間で、自家製のスイーツと共に静かな時間を。

ここでは、観光客として消費するのではなく、地元の人たちと同じように「時間を過ごす」ことができます。そのゆったりとした空気感こそが、この場所の最大の魅力かもしれません。

記事を読んだあなたへ:カメラを片手に、南通りの「面」を楽しもう

ヤマキウ南倉庫を満喫した後は、周辺の「亀の町」をぜひまち歩きしてみてください。

倉庫ひとつで完結するのではなく、向かいのバル、路地裏の小さな商店、歴史ある建物が少しずつ繋がって、今の魅力的なエリアが作られています。

ガイドブックにある点としての目的地ではなく、歩くことで見えてくる街の「面」の面白さ。それを教えてくれるのが、このヤマキウ南倉庫という拠点なのです。

秋田駅からの鉄道・徒歩アクセス方法

秋田市の中心市街地に位置しており、散策を楽しみながらアクセスできる距離にあります。

【JR秋田駅からの行き方】

  1. JR秋田駅(秋田新幹線・奥羽本線・羽越本線)の「西口」を出ます。
  2. 駅前の「広小路」から「南通り」方面へ向かいます。
  3. 徒歩で約15分~17分ほど。
    • ポイント:駅から真っ直ぐではなく、少し路地に入った住宅と商店が混在するエリアです。スマートフォンの地図を頼りに、秋田の生活感を感じながら歩くのがおすすめです。