福井生まれのソウルフード・やきとりの秋吉

投稿者: | 2026年1月24日

北陸以外にも拡大中の秋吉

やきよりの秋吉。じつは福井が本社で、福井から北陸、そして全国へと拡大していきました。店内の中央には、赤々と燃える炭火の焼き場。800℃を超えるというその熱源からは、時折激しい炎が上がり、職人たちが魔法のような手さばきで大量の串を焼き上げていきます。

秋吉の最大の特徴は、皿を使わないスタイルです。目の前のカウンターには保温機能を持つステンレスのプレートが備え付けられており、焼き上がった串は直接そこに置かれます。

注文は「5本単位」がルール。初めての方は驚くかもしれませんが、一本が小ぶりで絶妙なサイズ感のため、福井県民は「けい20、しろ10!」といった具合に、迷いなく2桁単位でオーダーを通します。最後まで熱々のまま楽しめるこのシステムは、まさに機能美の極致です。

お客さんを「社長」「お嬢さん」と呼ばれるのもお馴染みですね。

1. 純けい(じゅんけい)

秋吉の代名詞。卵を産み終えた雌の親鳥(ひねどり)です。若鶏のような柔らかさではなく、**「噛むほどに溢れる強烈な旨味」**と、コリコリとした独特の歯ごたえが特徴。塩気が効いたこの串を一口で頬張り、キンキンに冷えたビールで流し込む。この瞬間のために福井に来たと言っても過言ではありません。

2. しろ

豚のホルモン(小腸)です。丁寧に下処理された「しろ」は臭みが一切なく、驚くほど柔らか。特製の甘い「肉タレ」にどっぷりと浸して食べれば、脂の甘みとタレのコクが口いっぱいに広がります。

3. 串カツ

焼き鳥店でありながら、この串カツも主役級。一口サイズの牛肉と玉ねぎがカリッと揚げられています。専用の「カツタレ」は少し酸味のあるソースで、何本食べても胃にもたれない軽やかさ。合間に注文する「キューリ」の浅漬けが、最高の箸休めになります。