新幹線からお城まで徒歩0分!福山駅前『タイムトラベル』まち歩きガイド

投稿者: | 2026年2月8日

新幹線ホームから見える日本一近い城?「福山城」で歴史の息吹を感じる

福山駅に降り立った人がまず驚くのは、ホームの目の前にそびえ立つ福山城の姿でしょう。これほどまでに駅と直結したお城は、全国的にも極めて稀です。

2022年に築城400年を迎え、大規模な令和の大普請(改修)を終えた福山城の見どころは、なんといっても全国で唯一の「鉄板張り」の北側壁面です。かつての戦の備えを再現した黒光りする外観は、見る者を圧倒する迫力があります。

天守閣の内部は最新の体験型博物館へと生まれ変わっており、歴史に詳しくない方でもゲーム感覚で楽しめます。お城の敷地内をゆっくり散歩するだけでも、日常の喧騒を忘れさせてくれる静謐な時間が流れています。まずはここで、福山の街の歴史的なアイデンティティを肌で感じてみてください。

街の記憶を紡ぐ「福山シネマモード」と「天満屋」で過ごす文化的な午後

歴史を堪能した後は、駅前の商業エリアへと足を伸ばしましょう。そこには、大都市の駅前とは一味違う、福山独自の文化が息づいています。

まず訪れてほしいのが、昭和の香りを残しつつ現代的にアップデートされた映画館**「福山シネマモード」**です。ここは単に映画を観る場所ではありません。地域に根ざしたミニシアターとして、選りすぐりの作品を上映しており、映画ファンならずともその独特のレトロで落ち着いた空間に魅了されるはずです。シネマモード周辺の路地には、こだわりの喫茶店や雑貨店も点在しており、まさに「文化的なまち歩き」の拠点といえます。

そして、福山のショッピングを語る上で欠かせないのが**「天満屋 福山店」**です。地元の人々に長く愛されてきたこの百貨店は、福山の「暮らしの質」を支えてきました。デパ地下で地元の特産品を探したり、上階の催事場で地域の工芸品に触れたり。百貨店ならではの丁寧な接客と安心感は、現代のスピード感ある消費とは異なる、豊かな時間を提供してくれます。

歩くほどに見つかる新旧の融合。イチセトウチと駅前リノベーションの今

福山駅周辺の面白さは、古いものを壊すのではなく、新しい価値を吹き込む「リノベーション」のエネルギーにあります。

以前ご紹介した「イチセトウチ」をはじめ、駅周辺には古いビルを改装したゲストハウスや、元アーケード街を活かしたオープンカフェが続々と誕生しています。

  • 伏見町エリア: かつての問屋街が、若手クリエイターや飲食店主によって活気ある「飲み歩き・食べ歩き」の聖地へと変貌しています。

  • カサノバ(CASANOVA): 築年数の経った建物を再生した多目的スペースなど、歩くたびに新しい発見があるはずです。

福山駅周辺は、新幹線を降りてすぐに「歴史」「映画」「買い物」のすべてが徒歩圏内で完結する、非常にコンパクトで歩き甲斐のある街です。ガイドブックの地図を片手にするのも良いですが、あえて路地裏に迷い込んでみてください。そこには、地元の人しか知らない美味しいコーヒーショップや、思わずシャッターを切りたくなるようなノスタルジックな風景が待っています。

のぞみも停車する福山駅は3層構造

1891年に福山城の三の丸や内堀・外堀の一部を埋め立てた跡に出来た。1975年の山陽新幹線開通に合わせて在来線の高架工事と、その上に新幹線高架設置工事を行ったため、重層式の3層構造高架駅となった。

3階が新幹線ホーム
2階が山陽本線・福塩線(井原鉄道直通含む)ホーム
1階は駅ビル・コンコース・自由通路

アクセス情報

福山駅周辺の主要スポットへの鉄道でのアクセス方法です。

鉄道でのアクセス

福山市は山陽路の交通の要所であり、アクセスは非常にスムーズです。

  • JR山陽新幹線「福山駅」より

    • 福山城: 北口(お城口)を出てすぐ目の前。徒歩約1分。

    • 天満屋 福山店: 南口(ばら公園口)を出て正面。徒歩約3分。

    • 福山シネマモード: 南口を出て、元町方面へ徒歩約5分。

  • JR岡山駅から(在来線の場合)

    • JR山陽本線で約1時間。快速「サンライナー」利用で約50分。

  • JR広島駅から(在来線の場合)

    • JR山陽本線で約1時間40分〜2時間。