熊本の繁華街・新市街を歩いていると、威風堂々とした佇まいで多くの人を惹きつける一軒の店に出会います。それが、熊本を代表する名店勝烈亭(かつれつてい)です。
「せっかく熊本に来たなら、馬刺しやラーメンもいいけれど、地元の人に最も愛されている『ご馳走』が知りたい」。そんな美食家の好奇心を、この店は一口で満たしてくれます。今回は、創業以来守られ続けてきた歴史と、一度食べたら忘れられない極上のメニュー、そして街歩きの拠点となる店舗情報をご紹介します。

昭和50年から刻まれる「新市街」の誇り:歴史とこだわり
勝烈亭の物語は、1975年(昭和50年)、わずか18席の小さなとんかつ専門店から始まりました。
- 「全尽一足」の精神
創業者の林会長が掲げた「全尽一足(ぜんじんいっそく)」という社是。これは、お客様一人ひとりの満足のために、全身全霊を込めて味と真心を守るという強い決意を表しています。その精神は2代目の林社長へと引き継がれ、今や県外・海外からもファンが訪れる伝説的な店へと成長しました。 - 震災を乗り越えた絆
2016年の熊本地震では大きな被害を受けましたが、早急な復興を遂げ、以前にも増して活気あふれる姿で再オープンしました。熊本の街とともに歩み、困難を乗り越えてきたその歴史こそが、勝烈亭の味にさらなる深みを与えています。

迷うことすら愉しみ。至福の「お品書き」
席に着くとまず運ばれてくるのが、自分ですり潰す「胡麻」と、色鮮やかな「お漬物」。とんかつを待つ間のこのひとときも、勝烈亭ならではの散策の楽しみです。
- 六白黒豚(ろっぱくくろぶた)
勝烈亭を象徴する最高級ブランド豚。鹿児島・霧島高原で育てられたその肉質は、驚くほど柔らかく、脂身の甘みが格別です。 - 厚揚げ(あつあげ)とんかつ
この店の看板メニュー。一般的なとんかつとは一線を画す、圧倒的な肉の厚み。それなのに、箸で切れるほどの柔らかさには誰もが驚きます。 - 秘伝のソースと味変
「元祖洋風」と「特製和風」の2種類のソースに加え、なめたけおろしを乗せてさっぱりいただくスタイルも。キャベツ、ご飯、赤だしがおかわり自由という「おもてなし」も、世代を超えて愛される理由です。

散策のハイライトに。寄り添う店舗の魅力
現在は熊本市内に4店舗を展開。どのお店も清潔感にあふれ、一人旅でも家族連れでも、心地よい時間を過ごすことができます。
本店で伝統の空気を感じるもよし、最新の駅ビル店で旅の締めくくりに浸るもよし。ただお腹を満たすだけではない、熊本の「食の誇り」を肌で感じる豊かな時間が、ここには流れています。
アクセス方法
勝烈亭は、熊本市内の主要な観光エリアからアクセスしやすい場所に位置しています。
【各店舗へのアクセス】
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店舗名 |
鉄道・主要駅からのアクセス |
お車でのアクセス |
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新市街本店 |
熊本市電「辛島町駅」から徒歩約3分。サクラマチ クマモトからも徒歩圏内。 |
専用駐車場なし。近隣の提携・コインパーキングを利用。 |
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南熊本店 |
JR豊肥本線「南熊本駅」から徒歩約10分。 |
専用駐車場完備。国道266号線沿いで車移動に便利。 |
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アミュプラザくまもと店 |
JR熊本駅直結。アミュプラザくまもと7階。 |
駅隣接の提携駐車場を利用。新幹線乗車前の食事に最適。 |
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東バイパス保田窪店 |
JR豊肥本線「東海学園前駅」から徒歩約15分。 |
専用駐車場完備。東バイパス沿いで広々とした店舗。 |
