武道の名所に立つ「三刀流の剣豪」。大津町でゾロ像と対峙し復興へ一歩を刻む

投稿者: | 2026年2月28日

熊本県内を巡る「麦わらの一味」像の旅。ルフィやチョッパーに続き、ファンならずともその圧倒的な存在感に目を奪われるのが、三刀流の剣士ロロノア・ゾロの像です。

ゾロが守り神のように佇むのは、阿蘇の玄関口に位置する大津町(おおづまち)。なぜ、この地に剣豪ゾロが舞い降りたのでしょうか。そこには、大津町が歩んできた歴史と、未来へ向けた「不屈の精神」が深く関わっています。

今回は、20代から50代の「大人の知的好奇心」を満たす、ゾロ像を起点とした大津町まち歩きの魅力をお伝えします。

「武道の町」を再興せよ。ゾロが大津町に駆けつけた理由

ゾロ像が大津中央公園に設置されたのは、2022年1月のこと。麦わらの一味の中でも、ストイックに強さを追い求めるゾロが大津町に選ばれたのには、納得の理由があります。

大津町は古くから、剣道をはじめとする武道が非常に盛んな「武道の町」として知られてきました。しかし、2016年の熊本地震により、町内の多くの武道場やスポーツ施設が被害を受け、子供たちが稽古に励む場所が失われてしまいました。

そんな困難な状況の中、ゾロに託された使命は「武道を通じて、町の子供たちに夢と活力を取り戻すこと」。 三本の刀を構え、力強く地面を踏みしめるゾロの姿は、逆境に負けず自分を磨き続ける精神の象徴です。「折れない心」を体現する彼がこの地に立つことで、復興に向かう人々の心を鼓舞し続けているのです。

逆光に光る三本の刀。等身大のゾロが放つ圧倒的な威圧感

大津中央公園の芝生の上に立つゾロ像は、他の像とは一線を画す「凄み」を感じさせます。

  • 等身大のリアリティ: 像の高さは約181cm。鍛え上げられた筋肉の質感や、鋭い眼光は、まるで今まさに技を繰り出そうとしているかのよう。
  • 三刀流の美学: ゾロの代名詞である「和道一文字」「三代鬼徹」「秋水(または現在の刀)」が、精巧な造形で再現されています。夕暮れ時、逆光の中に浮かび上がる刀のシルエットは、息を呑むほどの美しさです。
  • 町民の憩いの場に: 設置場所である大津中央公園は、広々とした芝生が広がり、地元の人々がウォーキングを楽しむ穏やかな場所。日常の風景の中に、突如として現れる世界的な剣豪。そのギャップこそが、この場所を訪れる醍醐味です。

阿蘇への玄関口。ゾロ像から始まる「大津・まち歩き」の楽しみ

ゾロ像を訪れた後は、ぜひ周辺の散策を楽しんでください。大津町は阿蘇五岳を望む風光明媚な土地であり、美味しい水の恩恵を受けたグルメも豊富です。

  • 大津町特産「からいも(さつま芋)」: 大津町はさつま芋の産地として有名。周辺のカフェや道の駅では、からいもを使ったスイーツや料理を楽しむことができます。
  • 歴史ある街並み: かつて参勤交代の宿場町として栄えた「大津宿」。古い建物が残る通りを歩けば、ゾロがいたワノ国の空気感ともどこか重なる歴史の息吹を感じられます。

「強い信念を持って、自分の道を歩む」。ゾロ像の前に立つと、そんな勇気が湧いてくる気がしませんか?大人の旅にふさわしい、静かで熱いエネルギーに満ちたスポットです。

アクセス方法

ゾロ像が立つ「大津中央公園」は、JR肥後大津駅から徒歩圏内にあり、鉄道でのアクセスが非常に便利です。

【熊本駅方面からの鉄道アクセス】

  1. JR熊本駅より、JR豊肥本線(阿蘇・大分方面行き)に乗車。
  2. JR肥後大津(ひごおおづ)駅で下車。
    • 乗車時間:普通列車で約35〜40分。
  3. 駅から徒歩
    • 南口から出て、徒歩約5分。

【阿蘇くまもと空港からのアクセス】

  • 空港から無料の「空港ライナー(ワゴン車)」が運行されており、JR肥後大津駅まで約15分で到着できます。空路で熊本入りする方にとっても、最初の目的地として最適です。
  • アドバイス: 肥後大津駅は阿蘇観光のハブ駅でもあるため、ここを起点にレンタカーで他のキャラクター像(南阿蘇村のロビン像など)を巡るルートも人気です。