東日本の再開発

成田空港に京成「高架新駅」建設、成田空港が新ターミナル

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3つのターミナルが集約「新ターミナル」建設

成田国際空港は、2本の滑走路(4,000m・2,500m)と、3つの旅客ターミナルがあり、年間発着容量約34万回、合計処理能力5,700万人(1日平均15.6万人)を有しています。現在は、B滑走路の2,500mから3,500mへの延長と、新しい3,500mのC滑走路の整備を行うなど、2028年度末目途で年間発着容量が約50万回になる増強が行われています。

新しいターミナルの形状は、様々な形の利点や欠点を検討した結果、コンコースを長く伸ばす「ロングピア型」が歩行のわかりやすさや航空機の走行性の面などで優位と評価されました。
今後は、「ロングピア型」をベースケースとして、空港内の さらに深く検討が進むことになります。

新しいターミナルの建物の規模は、延べ面積約95万〜115万㎡、固定ゲート数は約100ゲートという世界最大級のスケールで、年間発着容量50万回化を見据え、年間旅客数7,500万人を扱えると想定しています。内部は、光や自然の空気を取り入れ、環境に配慮した開放的な内部空間が広がります。


利用者視点に立った、利便性・快適性、体験価値向上の追求が行われ、最先端技術の導入で効率的なスペース確保が図られるといいます。必要最新の「ファストトラベル」技術を導入し、自動チェックイン機や自動手荷物預け機、高度な保安検査を導入することで、待ち時間を最小限に抑えます。

2030年代に成田空港新ターミナル完成へ

計画されている新ターミナルは、現在の第2ターミナルの南側付近に建設されます 。空港の運用を続けながら段階的に整備を進めるという計画になっています。

・2028年度末時点
B滑走路の延伸(2500m→3500m)とC滑走路(3500m)の新設が完了し、年間発着容量が50万回に拡大。
東西誘導路を南側へ盛替え、T2(ターミナル2)南側エリアで新ターミナルの東側半分及び新駅等整備着手。(下図の中央がターミナル2)

・ステップ1(2030年代前半頃)
新ターミナルの半分と「新駅」が供用開始。新ターミナルとT2・T3(図の中央左の建物)を暫定的なコンコースで接続して、一部を一体的運用。現在の第1ターミナル駅は閉鎖されます (下図の下部建物が第1ターミナル)。

・ステップ2と3(最終段階)
増床をしながら、新ターミナルに全ての機能を段階的に移していきます。経営状況などに応じてT1跡地へのコンコース増築を行っていきます。

成田空港アクセスも改善、羽田空港と直通も

・単線区間の解消:空港から土屋までの約9kmの区間は現在、JRと京成が1線ずつ使用する単線となっており、列車の増発に限界があります。構想では、この区間の複線化を含めた検討が進められます。

・混雑緩和と輸送力増強: 2030年代半ばには、鉄道利用者が現在の約1.6倍(約4,770万人/年)に増加すると予測されています。対策を講じない場合には、2030年代前半にはスカイライナーや成田エクスプレスの混雑率が100%を超え、乗車できないケースが出てくる恐れがあるため、増発や車両の長編成化が検討されています。

・新駅の整備:現在の構想になるような集約ワンターミナルの整備をする場合には、旅客ターミナルに直結した利便性の高い「新駅」の設置が計画されています。

新貨物地区の整備、空港内の新交通システムも選定中

国際線の貨物に関しては、成田空港の現状の貨物取扱能力が年間で約240万トンなのに対し、発着回数が50万回に達した際には貨物量は300万トンが見込まれるとしています。そのため、新たな貨物施設整備などが必要とされており、現在は空港内で分散している貨物地区などを、新旅客ターミナルの北側の地域に集約する構想となっています。

また、新貨物地区と旅客ターミナルを結ぶ貨物・従業員などの新しい交通システムとして、空港周辺とターミナルを結ぶアクセスなど、複数の輸送ニーズに応じた新たなモビリティの検討が進められているようで、自走式ロープウェイのZipparやモノレール、次世代型路面電車(LRT)などが候補とされてていると報道されています。

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