トヨタ自動車は、2020年末に閉鎖予定の東富士工場(静岡県裾野市)跡地に、人々の暮らしを支える新技術やサービスを実験的に導入・検証する実証都市「コネクティッド・シティー」を建設。
将来的には約70・8万平方メートルの規模で街づくりを進める構想。2021年初めの着工を目指す。
自動運転やMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)、パーソナルモビリティ、ロボット、スマートホーム技術、人工知能(AI)技術などの導入・検証を想定。初期段階では、同社従業員やプロジェクト関係者ら2000人程度が暮らすことを見込んでいる。都市設計などは、デンマーク出身の建築家ビャルケ・インゲルス氏が担当。
街を通る道を、スピードが速い車両専用道、歩行者とスピードが遅いパーソナルモビリティが共存するプロムナード、歩行者専用道に分類するほか、建物の建設には主に木材を利用。屋根には太陽光発電パネルを設置するなど環境との調和を図る。燃料電池発電などを含めて、インフラはすべて地下に設置する計画。