人との出会いによって福祉や絨毯の仕事とも出会え、活動の場をひろげている小林あかねさんにインタビュー。
1978年生まれ。美術大学卒業後、金沢での劇団美術担当、2010年からの新潟市での福祉施設製品の企画販売事業を経て、2014年「BRIDGE」を立ち上げる。2015年福島県猪苗代町のRoots猪苗代にて工務店との連携によるブランディングやイベント企画などを手がける。2016年よりGOSHIMA絨毯企画に参画し、GOSHIMA絨毯のデザイン・商品企画・コンセプトワーク・展示会プランを担当。国内では極めて稀な手織り絨毯のデザイナーとしてデザインの提供にとどまらず、現地との綿密な打ち合わせ、取材、販売企画など多岐にわたって活動を行う。
新潟市出身の小林あかねさんは、滋賀県の成安造形大学で住環境デザインを学んだ。大学時代に舞台空間を設計する解題があり、そこで金沢の拠点を置く劇団アンゲルスの代表・岡井直道さんから授業で学んだこともあって、それがきっかけとなり大学卒業後は金沢に移住して、その劇団の舞台美術や大道具製作を担当することになった。その劇団はウクライナなど海外でも公演をしていたので、海外にも行けるという気持ちもあったそうだ。仕事はホテルでのアルバイトや、劇団員の方に紹介された障害福祉施設の絵画教室などアート活動のサポートを始めた。
施設で作られたクッキーや刺繍製品を販売したりもしたが、実際には安価でしか売れなかったり、あまり認知される機会も少なかったので、もっと広く広報したいとの思いが強くなった。そんな時父親が病気となり新潟へUターンすることになる。そして福祉施設で作られた製品の企画・販売を手掛ける『koro』を、愛知出身の中嶋梨沙さんと共にユニットを2010年に立ち上げる。みんなに親しみやすく、人から覚えてもらいやすいユニットにしたいと、ヒョウタンの形のロゴマークと、ヒョウタンの別名である「葫蘆(ころ)」から取って『koro』と付けた。福祉施設での芸術活動やものづくりに魅力を感じて、その良さをもっと多くに人に知ってもらいたいと考えた。個人でそうした活動をしてるという点に注目が集まり、新聞で取材され自治体からも声かがかかり出すが、後に状況はかわり、koroとしての活動は終了となる。
2013年、新潟に本社を置く三方舎の今井社長と出会い、絨毯のデザインをしてみないかと誘われる。コンセプトをもとにデザインされ手で結でんいく手法で製作期間はラグサイズで半年ほどかかる。その縁もあり、現在は新潟市内でオーダーメイドの絨毯を販売する専門店を開店している。また2014年には個人事務所「BRIDGE」を立ち上げた。「BRIDGE」は船の操舵室を指し、ビジネスのパートナーたちの航海を案内したいとの思いで名付けた。
2015年からは福島県猪苗代町のRoots猪苗代で、工務店との連携によるブランディングやイベント企画などを開始。2016年よりGOSHIMA絨毯企画に参画し、GOSHIMA絨毯のデザイン・商品企画・コンセプトワーク・展示会プランを担当。国内では極めて稀な手織り絨毯のデザイナーとしてデザインの提供をはじめ、現地との打ち合わせ、取材、販売企画なども行っている。
海外に繋がりたい、自分の視点や視野も意識してる
焚き火時間、手作りのもの、美味しいもの 愛情を感じるものや人に会うこと、旅、好奇心で動く、やったことがないこと
・人、美味しいもの、知らなかった価値に出会ってもらいます。人に会って自分が見えて人生が豊かになります |
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新潟の日本海
猪苗代湖・裏磐梯
福島県会津若松市
対岸が見える、湖ができた歴史がある
観光協会サイト
モロッコ・エッサウィラ 港町 大西洋
・池田奈美子(松葉屋家具店)
・長谷川達人(Roots猪苗代)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
池田奈美子さんからの紹介でインタビュー。人に出会い、旅するように生きてるという印象を覚えました。海外とつながっていきたいと語ってくれましたが、話を伺ってもう近い将来にはつながってそうな気がします。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |