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【沖縄】白石綾(共育コーディネーター)

学生時代から離島の自然や暮らしを学び、現在も地域づくりや教育面で沖縄の人びとと活動を行う白石綾さん。

プロフィール

白石 綾(しらいし あや)

共育コーディネーター・社会教育士・ライフコーチ
1990年西東京市生まれ。東海大学人間環境学科卒業後、大学院へ進学、西表島に移り住み離島の自然や暮らしを学ぶ。地域コンサルタントの会社に就職し、主に八重山諸島の環境保全、観光管理、地域教育等に関わる。現在はフリーランスとして引き続き地域づくりに携わりながら、(株)rokuyouにて学校現場における関係性づくりに取り組んだり、ライフコーチとしても活動中。

学生時代から島の暮らしが好きに

西東京市で生まれ、小さい頃から都会暮らしが好きではなく、高校生の頃から環境に関わる仕事をしたいと思いはじめるようになった。地域の自然や暮らしを守りたいと漠然と夢見て、環境系やまちづくりに関する大学を目指した。東海大学に進学すると環境教育、地域づくりを学ぶ学科に進む。フィールドワークで訪れた西表島では修士研究で1年間過ごす。学生時代は自然学校でのボランティア活動や日本各地の離島・地方地域巡りを通して、いろんな地域の風景、人のつながり、自然の営みを活かした暮らしの知恵、地域の課題などにふれた。大学院生になってからは西表島で、多く人への対話的ヒアリング活動を通して、自らの足で現場のリアルな声に耳を傾けることの大切さや、個々にも地域にも今に至るストーリーが必ずあることを実感した。

卒業後は、地域コンサルティング会社に入社。主に離島地域の環境保全や地域のビジョンづくりなどを担当した。多種多様な人々の思いが錯綜する現場に居続けたことで様々な葛藤が生まれ、より人の想いや志を引き出し、それを大事に地域や教育に関わりたいとの思いからコーチングを学び、現在はフリーランスとして活動の幅を広げ「共育」をキーワードに活動している。具体的には、対話を軸に小さな地域の取り組みに寄り添った事業スキームづくりの伴走、行政職員への事業づくり研修、対話の場づくりや個人でもコーチング提供をおこなっている。

地域コンサルタントとして離島の地域活性化や教育に携わりながら、フリーランスとして学校と地域をつなぐ取り組みのサポートや教育支援、コーチングの活動をしている。離島の子どもたちが自分の地域や社会課題とのつながりを学ぶための取り組みでは、恵まれた環境への理解を深め、子どもたちが成長してからも島に関わってもらえる仕組みが作りたいと考えてる。

また、特に力を入れているのが(株)rokuyouでの活動である。学校現場において、個々の感情や可能性を大事に、教員間、生徒間、教員-生徒の関係性づくりや学ぶ環境の土台づくりをおこなっている。多様で豊かな地域特性を持つ沖縄でこの活動をすることで、個々を大切にしながら繋がり合う、さらに魅力ある地域にしていきたいと考えている。

これからどうしていきたい

いまの延長線で、志を持った人を増やしたい。

人と人が関わってわくわくするようなことを続けていきたい。

パッションポイント

海を眺めてる、写真を撮る、SUP

公式サイト、出版物など

オンラインでの対話の場「ちょいとーく」

Instagram(@yuibito_photo.aya27)ゆいびとふぉと⁂人と自然と地域をつむぐ⁂

チケット(私のできること、得意なこと)

・沖縄にいる変人をつなぎます
・離島のおすすめを教えます

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

糸満市

奄美大島、国直海岸

西表島白浜集落

お気に入りの場所(アウェイ)

ニュージーランド

つながり

市瀬健治(竹富島地域自然資産財団)

八木澤潮音 (海あそび・自然体感ツアー)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

市瀬さんからの紹介でインタビュー。共通の知人も多く、若くしてしっかりした方だなと感心しました。西表島の自然に触れにいきたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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