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【奈良】外狩大樹(ゲストハウス大淀)

20代で地域おこし協力隊になり、奈良県大淀町の情報発信で地域をPR。現在は古民家ゲストハウスを運営する外狩大樹さんにインタビュー。

プロフィール

1994年、愛知県名古屋市生まれ。大学4年間を滋賀で過ごし、田舎暮らしに興味を持つ。大学卒業後に一度就職するものの、「若いうちに田舎でチャレンジしたい!」と思い立ち、1年で会社を辞めて大淀町の地域おこし協力隊に。情報発信担当としてSNS運営、動画の撮影編集など町のPR業務に取り組む。2021年3月、3年間の協力隊任期を満了。同年4月に大淀町下渕で古民家ゲストハウスをオープン。 今後はシェアハウスの運営、援農者の受け入れ、特産品を使ったオリジナル商品の開発などを画策中。現在、町内の企業で働きながらサラリーマンと個人事業主の複業生活を送る。趣味は野球観戦、旅行の計画、芸人さんのラジオを聴くこと。

大淀町で地域おこし協力隊

生まれ育ったのは名古屋市で、大学は滋賀県にある滋賀県立大学に進学した。大学時だは考古学など歴史について学んでいた。もともと歴史が好きだったとこともあり、その道への進路も夢見たことがあったが、仕事として就くには狭き門で、就職先として選んだのは中古車販売の会社だった。1年間は営業として頑張るも、大学時代に感じた田舎暮らしの魅力を忘れられず、たまたま見つけた地域おこし協力隊の募集に応募した。

全国各地にも協力隊の募集はあったが、最終的に奈良県大淀町での協力隊を選んだのは、実家からそんなに遠くなく、大学時代には関西圏で過ごしたこともあり、関西圏内を選んだ。大淀町での仕事は主にSNSを活用した情報発信で、公式のツイッターやYouTubeで地域の人たちのインタビューを発信した。

古民家を使ったゲストハウス大淀

大淀町は、近鉄大阪阿部野橋駅まで約1時間の通勤圏で自然豊かなベッドタウンとして栄えた。人口2万人ほどだが700席の多目的ホールや図書館なども充実した町だった。2021年3月までの任期を終える前に、古民家のオーナーさんと出会うきっかけがあり、自分がゲストハウスを運営したいと夢を語ったところ、快く使わせてもらえることになった。ちょうど開業のタイミングがコロナ禍でもあったが、主に地元の方が親戚や友人を招く際のゲストハウスとして利用していただいたり、SNSを通じて知り合った仲間たちが泊まりに来てくれた。

現在は2組限定で貸している。大人1泊4000円、一棟貸し30000円(10名まで)、レンタルスペース1時間1000円。

これからどうしていきたい

都会、大企業に居心地の悪さを感じている人や生き方に悩んでいる人に向けて、田舎でも活躍できるチャンスはあることを伝えたい。移住などのハードルがあるけど、気軽に泊まって地域の魅力を感じてほしい。将来はシェアハウスもしたい。

パッションポイント

芸人のラジオ

公式サイト、出版物など

Twitter(@datogari)とがりだいき@奈良で田舎暮らし宿主

Instagram(@gh.oyodo)ゲストハウス大淀(奈良・吉野)

チケット(私のできること、得意なこと)

・地元のディープな飲食展を紹介します。
・地域おこし協力隊のいいところを話します。

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

吉野川

お気に入りの場所(アウェイ)

彦根城
滋賀県彦根市金亀町1−1
公式サイト

つながり

中谷翔(地域まるっと体感宿 玉村屋)

・橋本美奈(わかやま定住サポートセンター)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

中谷さんからの紹介でインタビュー。奈良には一度だけ行ったことがありましたが、まだ知らない場所も多いので、いつか大淀町にも行ってみたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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