リクルートジョブズなどを経て長崎で独立、琴海地区の地域おこし協力隊として地域内の課題解決に取り組む斎藤秀夫さんにインタビュー。
1991年福岡県福岡市出身、立命館アジア太平洋大学卒業。1年間アメリカのミネソタ州立大学に留学。長崎市琴海地区地域おこし協力隊、株式会社ヌー代表。
大学を出てリクルートキャリアに勤め、3年弱ほど長崎で転職情報の営業をやっていた斉藤さん。その後はクリーニング会社の営業統括をしていた頃、オウンドメディア作成することになり、2019年に長崎の地域情報刷新サイト『ボマイエ』の運営を行い、最高で月間10万PVのアクセスを記録する。長崎の情報発信するだけでなく、長崎県内外から来た方たちの交流会を企画したり、フォトウォークも開催した。翌年には独立をする。2020年2月から、『ボマイエ』を運営していたこともあり、長崎市職員の目に留まって琴海地区の地域おこし協力隊で情報発信しないかと相談を持ちかけられた。
琴海町(きんかいちょう)は、長崎県の西彼杵半島にあり2006年1月に長崎市に編集された町だ。琴海地区の人口は12,000人ほどで人口減少や高齢化が進み、地域の担い手不足が年々深刻になっている。農業と林業が中心で、大村湾の海産物(もずく、なまこ)やアスパラ、みかん、イチゴ、とうもろこし等の農産物が収穫できる。人口が少ないということもあり、夏祭りなど地域の政を開催するにも予算がなく開催が難しいという状況だ。
斉藤さんは地域おこし協力隊として、この町に移住をし初めは挨拶回りから始めた。リクルート時代に営業をやっていた経験から慣れたものだった。すぐに地域の方たちから、優しく受け入れてもらえたという。コロナ禍で集客イベントなどできなくなったため、主に地域の情報発信を中心に活動をしているそうだ。地元の広報として任され、地元の方も知らない情報を届け、存在意義は残せている。
2020年12月、琴海中学校の「お悩み」を琴海中学校の「お宝」で解決に導くというカードゲーム「琴中LOVERS」を作った。斉藤さんが地域おこし協力隊として、中学生と関わりを持ちたいと校長先生に相談し、生徒会活動に週に1度参加することになった。そこで尼崎市が作成した「AMAGASAKI TO THE FUTURE2」というカードゲームを紹介した。これは2018年に尼崎市が市民のシチズンシップを育てるプログラムとして開発されたカードゲームで、身近な地域に関心を持って自分ごととして関わる気持ちのことをシチズンシップと言うそうだ。そのカードゲームを尼崎市から借りて、生徒会で体験した。生徒たちから自分たちで作りたいと意見が上がり、「AMAGASAKI TO THE FUTURE2」を参考して作ったのが「琴中LOVERS」だ。
長崎市とは言え、観光や経済などで盛り上がってるのは中心部なので、グリーンツーリズムの団体とさまざまな企画を考えている、長崎市の北部に位置する尾戸半島から、船で20分。無人島の湯島で1日1団体限定の無人島体験ができるツアーもやっている。BBQや釣り、カヤックも楽しめる。テントサウナを導入して、海や川の近くで体験など自然を生かしたレジャーで観光客を呼び込みたい。
地域おこし協力隊の任期は3年間なので、その後も自立して根付いていけるようにしたい。経済的にも地方で戦えて、変化に対応できるようにしたい。現在は住居の一部をアンテナショップにしていて移住相談や地域の情報発信ん拠点位している。この先はコーヒーの自家焙煎を最近学んでいるので、地域の中でカフェを開き、オリジナリの焙煎を作りたい。
コーヒーの焙煎
コトコト 琴海の情報発信サイト
・移住体験、地域の魅力発信の相談にのります |
・人と繋ぎます |
※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。
豚料理専門missi(ミッシ)
長崎市長浦町2559-9
紹介サイト
ニュージーランド
観光協会サイト
【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!
・田中政敬(HafH)
・光岡勇祐(HafH Lab)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
HafHの田中さんからの紹介。同じリクルートグループ出身ということで仕事の話からはじまり、WEBサイトづくりや地域おこし協力隊の話など興味深くお伺いできました。長崎というと中心部しか行ったことはないですが琴海の無人島ツアーにも行ってみたいと思いました。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |