ドローンを使った空撮映像作品で国内海外で高い評価を得て、北海道の魅力を発信する伊藤広大さんにインタビュー。
伊藤広大(いとう ひろき)。
ジオグラムス㈱代表取締役。大手IT企業の経営・事業企画を経て、同社の動画広告制作を担当。空中/水中無人機を駆使する等テクノロジーを活用したスキルフルな撮影スタイルを軸に、プランニングからディレクション、編集、カラコレまでをワンストップで行うビデオグラファースタイルでのコンテンツ制作を得意とする。 無人機を取り入れた映像が好評を博し、空撮映像コンペティション「Drone Movie Contest」でのグランプリ&審査員特別賞受賞をはじめ、国内最大規模の国際短編映画祭「札幌国際短編映画祭」では日本人初の最優秀撮影賞を受賞するなど、国内外の映像コンペティションにおける受賞歴、講演歴も多数。
GEOGRAMS(ジオグラムス)という会社を起こし、日本の地理地形、自然景観(GEOGRAPHY)を鳥瞰視点で切り取って、日本の新風景を掘り起こし、インターネットを通じて世界へと発信している伊藤さん。GEOGRAMSはGEOGRAPHY + PROGRAM(S)を掛け合わせた造語から名付けられている。
伊藤さんは大学を卒業後、札幌にあるイベント制作会社に就職をし、その後NAVER(ネイバー)のグループ企業に転職、韓国や中国で5年を過ごした。キャリアの大半を社長室で事業企画などを経験する。会社内では職域を定めない働き方で様々な仕事を経験することができたという。
中国にいた頃、お気に入りの場所でも選んでいる中国新疆ウイグル自治区のカナス湖で、ドローンをやっている人物に出会う。当時はまだドローンという言葉もなかった時代だったそうだ。
2018年、北海道命名150年という節目の年を迎えた時、空撮の技量で地元に貢献しようと、個人で道庁の推進する記念事業へ参加。制作期間1年半をかけ北海道の名付け親、松浦武四郎の足跡を追ったショートフィルム作品「ODYSSEY」を完成。「北海道150年記念式典」のオープニングで上映され、北海道の自然環境を被写体とした作品が高い評価を得た。
北海道140ヵ所を廻ったという。海外の映像コンペティションなどに応募し、数々の受賞も果たす。
北海道遠軽町にある日本ジオパークを紹介する観光映像も制作した。遠軽町には世界有数の黒曜石鉱床の産地がある白滝地区を中心とした、白滝ジオパークがある。黒曜石は割るだけで鋭利な刃物となる道具として、旧石器時代には人類の歴史を支えていた。当時の歴史遺物も多く遺され、町内には220万年前の火山活動が生み出した特徴的な地形景観が広がっている。四季を通じて取材を行い、天候が厳しい時期は3ヶ月間待ち続けて撮影時間3時間という日もあったそうだ。
道内の様々な地域を取材し続けてきた結果、自治体向けに観光映像の提案もたくさん出来るようになった。インターネットメディアを通じてクロスオーバーした企画をこれからも制作し、北海道そして日本、世界をPRしていきたいと意気込んでいる。また現在はスキューバダイビングのライセンスを取得し、今後は海中撮影でも魅力を伝えていきたいと語ってくれた。
起業前はキャリアを通じてインターネットメディアの仕事をやり続けてきた。この経験を活かし、今後は映像のフォーマットに囚われず、さまざまなメディアコンテンツを手がけていきたい。
観光映像、ドキュメンタリー、ドローン
FACEBOOK: @Hirokiito01
VIMEO: @wutang
ROUNDME: @Hiroki Ito
・北海道全域のおすすめの撮影、ロケ地を紹介します |
※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
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サロベツ原野
北海道 利尻礼文サロベツ国立公園内
カナス湖
中華人民共和国新疆ウイグル自治区アルタイ地区ブルチン県
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・福島慶介(N合同会社)
・松田将弥(旅する作業療法士)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
福島慶介さんからの紹介でインタビュー。伊藤さんが撮影した作品はこれまでに見たこともないように新しい景色を見せてくれて楽しい作品ばかりです。これからも素晴らしい映像作品を生み出して欲しいです。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |