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【東京】小林潤(さるうさぎブックス)

出版社のNHK出版 で、NHKの番組テキストや書籍の編集に関わりながら、大田区池上のシェア本屋での棚主をはじめ、個人として人と本をつなぐ活動を行う小林潤さん。

プロフィール

1980年生まれ。大学卒業後、NHK出版に入社し、NHKの番組テキストの編集を手掛ける(ラジオイタリア語、「きょうの健康」などを経て、現在は教養・カルチャー系のテキスト・書籍の編集を担当)。その傍ら、2017年より「さるうさぎブックス」として、一箱古本市的なイベントで本を売る活動を細々と始め、また読書会や朗読の会を企画するなど、さまざまな本のことに関わっている。20209月より池上ブックスタジオに棚を借りて、新たな本の活動を試行中。

幼少期から読書が好きになる

茨城県で生まれ育ち、2つ上の姉の影響もあって小さい頃から本を読むのが好きだった。ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』などのファンタジーから、中国の歴史小説、夏目漱石や太宰治、三島由紀夫などの文学作品等、数多くの活字を浴びて育った。読書以外では、中学の頃からテニスを始め、大学進学の際に、高校までに実績がなくてもレギュラーを狙えるのではないかと考えて東京大学への進学を目指した。大学では目論見どおりテニスにのめり込む一方で、宗教学や比較文学などを学ぶ。これまでの読書体験から興味関心があったことを深く掘り下げて学んでいくのが楽しかった。そして学んだことに直に触れる魅力を知り、旅にもはまっていった。

大学院の修士課程を修了後、NHK出版に入社し、イタリア語講座や英会話講座などの語学テキスト、そして医療情報誌の編集に長く携わる。担当するテーマはさまざまながら、一環して編集の仕事に携わってきている。その仕事、そしてそこで出会う人との関わりを通じて、一人ひとりの人間の営みに関心が強くなってきた。結婚して妻の働く場所がある大田区に移り住む。そして2017年、出版関係の仲間でもある知人の誘いで「本との土曜日」というブックマーケットイベントに参加したことをきっかけに、個人として小さな本屋の活動を行うようになった。屋号の「さるうさぎブックス」は小林さん夫婦の干支にちなむもので、夫婦としてのユニット名だ。

文脈がある本棚を

就職以来ずっと出版・編集の仕事に関わってきて、仕事以外でもいわゆる古本市のようなイベントにも関わりたいと思っていた時に、ちょうど誘いを受けたこともあり、いいタイミングだった。文脈がある本棚をつくることができれば、そこにメッセージを読み取ることができる。初出店したイベントには「東京のローカル」というテーマがあり、そこにつながる本を並べた。その後もほそぼそと活動を続けるなかで、2020年に地元・大田区池上にある本門寺近くでノミガワスタジオが開業し、毎週金曜日と土曜日にシェア本屋「ブックスタジオ」も始まった。それぞれ30㎝×30cmの棚の小さな本屋が集合したシェア本屋で、その一角で小林さんも「さるうさぎブックス」を出品し、やはり文脈のある本棚をつくり続けている。

そのほかにも、陶芸や木工、染色、写真などユニークな作家仲間との「おうち、」という2年に1回開催しているイベントにも関わっている。小林さんは2019年からの参加で、2019年、2021年にそれぞれ、本の販売と併せて、イベント自体の冊子の制作・販売を行った。

これからどうしていきたい

個人ではお店を構えられなくても、いろいろなところに文脈のある本棚をつくる。そうして本と本を繋げていきたい。

また、参加させてもらうだけではなく、自分で本にまつわるイベントを企画したい。本好きな人だけでなく、いろいろな人に開かれた場をつくって、本との出会いを楽しんで欲しい。

パッションポイント

読書、絵を描く、歩くのが好き

公式サイト、出版物など

BLOG  Librerial Gravitation~本有引力~

Twitter (@jj_coba)Jun Kobayashi@さるうさぎブックス & … 

SARU-USAGI BOOKS

チケット(私のできること、得意なこと)

・次にどんな本を読んだらいいか、提案します。

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

多摩川河川敷
東京都大田区
写真は多摩川台公園からの景色

お気に入りの場所(アウェイ)

ホステル ロクヨン オオサカ (Hostel 64 Osaka)
大阪府大阪市西区新町3丁目11−20
※現在は元ロクヨンスタッフにより新しいホステル&複合ビル(FON-SU bed&breakfast)として営業中

江の島周辺
神奈川県藤沢市

つながり

佐瀬優子(アトリエ言景)

・種村由美子(ティールグリーン)

・横川雅喜(ゲストハウスPongyi)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

佐瀬さんからの紹介。話の節々から本が好きというのが滲み出て、今後は好きな本の話などゆっくり聞きたいと思いました。池上のブックスタジオにも遊びに行きます。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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