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【埼玉】紙芝居屋のbenben(紙芝居師)

埼玉県草加市を拠点に紙芝居屋をはじめたbenbenさん。

プロフィール

紙芝居発祥の地とも言われる、東京都荒川区出身。自身も、近所の公園に来ていた本物の街頭紙芝居屋さんを見て育つ。専門学校卒業後は都内で5年間の幼稚園勤務を経験。その後結婚し埼玉県に在住、2人の子どものお母さんになる。埼玉県草加市で紙芝居屋をはじめる。

誰かを元気にするパフォーマーを目指して

東京都荒川区東日暮里で生まれ、両親が共働きだったこともあって、近所の公園でやっていた紙芝居が自分の居場所でもあった。公園でやっていたのは昭和の紙芝居師で有名な森下正雄さんが演じていて、毎日のように見にいくのが楽しみだった。高校生の頃に学校のボランティアで保育園に行ったのをきっかけに保育士になりたいと考えるようになった。専門学校を経て東京都内で幼稚園の先生となり、その後結婚をし育児に専念した。

23歳の時に父を亡くし、30歳の時には母も亡くして、その時に生きるとはなんだろうと考えさせられたと話す。生きている間にやりたいことをやろう。みんなに頑張って生きていこうと伝えていきたいとの思いになった。喪失感で落ち込んでいた時に、クラウンの舞台を観にいき、そこで元気をもらえて、自分もクラウンや道化師ようなパフォーマーになりたいと考えるようになった。小さい頃に紙芝居が好きだったことも思い出し、ちょうど都内で活動していた三橋とらさんを尋ねると、紙芝居サークルを立ち上げようとしていて一緒に活動させてもらうことになった。

街頭や公園まで自転車に乗って向かい、オリジナルの紙芝居を演じ続けた。毎週金曜日は公園、土日には地域のイベントに声かられるようになった。2022年7月には「紙芝居屋benben」として名乗り自身の活動もスタート。これまでにオリジナルの話とゲームを合わせて70作品も作っている。紙芝居のコンセプトは、”くだらなさ”、”笑い”、”今までにない斬新な発想” や “コスプレ”そして”命”。

これからどうしていきたい

地域の子どもの居場所で毎週金曜活動を続けたい。

地域の盛り上げや紙芝居の特性を活かして福祉に活用したい(自己表現、コミュニケーションツール、心のケア、グリーフケア等)

海外で紙芝居の可能性を伝えたい、海外のリアクションを見てみたい。

紙芝居と音楽をコラボさせたフェスがしたい。

パッションポイント

紙芝居、音楽(洋楽)

公式サイト、出版物など

ホームページ

Facebook

Instagram(@kamishibaiyabenben)benben

チケット(私のできること、得意なこと)

・草加市を案内します。

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

冒険松原あそび場
埼玉県草加市松江1-1-23
公式サイト

お気に入りの場所(アウェイ)

日暮里南公園
東京都荒川区東日暮里5丁目19−1

つながり

服部満生子(みんなの保健室 ひだまり)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

服部さんからの紹介でインタビュー。実際に紙芝居屋さんは見たことはないですが、小学生の頃に紙芝居を作って学校や友だち同士でやってたのを思い出しました。いまでは希少な紙芝居ですが、この文化が続いて、海外でも話題になっていってほしいと願ってます。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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