人材系の会社で働いていた頃、地元大洗での地方創生プロジェクトに参加し「大洗カオス」を発足。観光コンテンツの制作で活躍する平間一輝さんにインタビュー。
1996年、茨城県大洗町生まれ。
大学在学中では観光マーケティングを学びながら、国内外のホテル・旅行会社・観光協会でインターンを経験する。また、多拠点サービスHafHを提供している株式会社KabuKStyleのインターン生として国内拠点の開発に従事する。
高崎経済大学地域政策学部卒業後、PERSOLに入社し、通信キャリアの業務改善コンサルタント、PERSOLの新卒研修を担当する。その後、プライベートで活動していた地方創生プロジェクト「if design project」をきっかけに、大洗観光おもてなし推進協議会にUターン転職。企画・マーケティング職として、大洗のファンを増やすことを目的に観光コンテンツ制作をしている。
また、「大洗カオス」「大熊つなげ隊」の地域プロデューサーとして、茨城県大洗町と福島県大熊町でまちづくりに携わる。
茨城県大洗町には、水族館のアクアワールド大洗やサンビーチ海水浴場がある県内有数の観光地。また2012年に大洗を舞台に描かれた『ガールズ&パンツァー』で人気の聖地巡礼スポットにもなった。この町で生まれ育った平間さんは、高崎経済大学で観光マーケティングを専攻し、将来は旅行業界に進みたいと考えていた。学生時代には長野県の旅館・ホテル、島根の旅行会社でインターンを経験、卒業論文で「ノマドワーカー・ワーケーション」について研究しながら国内外を飛び回る、そんな中、HafH(ハフ)と出会い、旅をしながら国内拠点の開発に携わる。卒業するまでは旅行関係の仕事をするつもりだったが、研究や旅、インターンを通して、地域で活躍する人たちと出会うことで「人」に興味を持ち始め、人材大手のパーソルに就職した。
都内で仕事をしていた頃、茨城県・リビタ・カゼグミが主催する『 if design project 第2期 』に参加した。海×地域をテーマに、大洗観光協会の地域課題に向き合ったのをきっかけに、大洗駅に新設された「うみまちテラス」に2020年8月Uターンした。そのプロジェクトで知り合ったメンバーと「大洗カオス」をスタート。出身地で活動できることと、東京都大洗を比較してみても大洗の方が刺激的で楽しいことができると感じたのもUターンの大きなポイントになった。大洗カオスの活動は、課題を見つけ、これまでに無い発想で課題を解決する取り組みをしている。
過去の取り組みはこちら:https://oaraichaos.com/event
大洗にはサンビーチやアニメの聖地巡礼スポットなど点在していて、ターゲットが分散しているが、そうした魅力的なコンテンツをつなぎ合わせて、常に新しい発見や新しい何かが生まれていくように仕掛けていこうと鳥くんでいる。2020年以降のコロナ禍となり、観光客が減ってしまったが、SNSを通じた情報発信や斬新なイベント開催など、他地域の方に来てもらうきっかけづくりを積極的に行っている。
福島県大熊町で、2020年から「大熊つなげ隊」という活動も開始した。大熊町は東京電力の福島第一原子力発電所1号機から4号機がある地域でもある。2011年の東日本大震災で事故が発生したことで大きな話題になった地域でもある。原発事故で町民は避難し、コミュニティが希薄になった。現在は離れた出身者たちに戻ってきてもらったり、地域の応援者を増やす活動を行なっている。これまで平間さんが「大洗カオス」で培った経験を他の場所でも活かしたいとの思いで始めたそうだ。
詳しくはこちら:https://okuma-hero.com/about
地域で活躍する人を増やしていきたい。地域プロデューサーなど、地域で中心になって活躍ができる、地域に求められるプレイヤーを増やしていきたい。
サウナ:落ち着き(リラックス)と刺激(ストレス)を交互に感じる体験がたまらないです!
地酒:それぞれの地域らしさを感じる味がハマっています。旅先では必ずお酒を飲みます。
・理想とする暮らしを実現するため考えます。「こう生きたい・こう暮らしたい」という悩みがあったら、連絡ください。景色が良く、じっくりゆっくり考えられる環境を紹介、相談に乗ります。 |
※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。
大洗町サンビーチ海水浴場
観光サイト
アサリハウス
島根県江津市浅利町166−2
公式サイト
・中村彩乃(水戸宿泊交流場/AN_ARCHITECTS 中村彩乃建築設計デザイン)
・石倉達也(GPA)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
中村彩乃さんからの紹介でインタビュー。大洗での経験をもとに大熊でも実践し、さらにこの先も展開されようとする姿に、とても期待して見守っていきたいと思いました。これからのご活躍を期待しています。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |