ファッション業界で史上最速上場を達成した後に独立。鎌倉で日本茶専門カフェ「CHABAKKA TEA PARKS」を開業した三浦健さんにインタビュー。
静岡市出身
2009年 株式会社TOKYO BASE(旧STUDIOUS)入社。立ち上げメンバーとして創業から東証一部上場までの中心メンバーとして携わり、事業部エリアマネージャーとしては店舗運営・商品企画・人材育成・新店舗の立ち上げなど。2017年、約12年に渡り携わってきたファッション業界を卒業。2018年に株式会社Third Bayを設立。
生まれは静岡市で、高校生の頃からファッションが好きで、いつかは自分でブランドを作りたいと夢を描き、東京の文化服装学院に進学。そこでファッション団体を運営しストリートやモード系の服を作っては、ファッションショーも企画してやっていたことがある。新卒でアパレル大手のサザビーに就職するが、3年経った頃にSTUDIOUS(現・TOKYO BASE)の立ち上げの話を先輩から紹介された。当時はまだ10人くらいのベンチャーだったが、社長の方針で社員みんなオーナーシップを持って働いていて、やりがいも感じていた。
日本最速のアパレル上場を目指そうと、仕事に没頭しながも起業に向けての経験とノウハウを学びたいとの気持ちもあった。5年くらい働いた頃、会社としてもより良いものを作ろうとなり、生産者にこだわり岐阜のレザー、新潟のニットなど提携先を拡大していった。そうしているとどこも後継者問題に悩んでいることが身に染みて感じた。他の業界でも起きているのではないか。ファッション以外で何か出来ないかと模索し始める、
お店も全国展開が進み、地方を転々とする生活から大阪に赴任した時、はじめて俯瞰して見ることができた。ずっと組織のど真ん中で仕組みを作って来た自分に、これでいいのかと自問自答する。第一線を走って来てようやく自分自身を見つめられる時間ができた気がした。その頃には結婚もし子どもも産まれ、目標だった上場も9年半で達成していた。
ある日、実家に帰った時、ふと飲んだお茶がとても美味しく感じる。今まで意識したことがなかったが、緑を感じたのだ。何か自分で起業しとうと思った時、同業種を参考にしないと決めていた。飲食ついても特に調べず、斬新で価値あるものを探そうと思っていた。そして海も好きでよくサーフィンにも行っていた鎌倉で日本茶のお店をやろうと決意。2018年に株式会社Third Bayを設立した。
これまにないことをやろうと、日本茶をどういう切り口でお客さんに伝えていくかを考えた。固定観念をとっぱらい、急須ではない淹れ方でやってみたらどうかハンドドリップやプレス抽出、カクテルを作るようにシェイカーを振って抽出したり、ビールサーバーから窒素を含ませながら注ぐクリーミーな泡も乗せたお茶など、どれもお客さんにとって新鮮で楽しい。
現在は鎌倉に3店舗構えている。これまで試行錯誤を繰り返しながら、およそ2,000種は飲んだと話す。産地や品種にもこだわり、全国の有名産地の茶葉を厳選している。またコワーキングスペースの「いいオフィス」と提携して、JR鎌倉駅西口すぐの場所に、日本茶セレクトショップとワークスペースを併設したお店も出店。イベントやマルシェも行っている。
日本の国内産業をもりあげていきたいという理念を掲げていて、日本茶以外のジャンル、斜陽化してるモノを新しい価値に変えていきたい。
縮小してる、農家さんに還元できる仕組みを考えてる。海外から茶農家にインターンで来てもらいマッチングしたり、農家のお茶をプラットフォーム化したり、茶畑のオーナー制度など考えていきたい。
サーフィン、サウナ
Instagram (@chabakkateaparks)
Facebook CHABAKKA TEA PARKS
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葉山
箱根湯本
・石井秀和(新城WORK)
・山口冴希(BEATICE)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
石井さんからの紹介でインタビュー。まわりにたくさんカフェがあって、でも日本茶を外で飲む機会はあまりないし、今まで無かったのが何故なんだろうと思ってしまうほど、オシャレで格好いいお店を作られてて、しかもお茶の種類もたくさんあって、いつか行きたいと思いました。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |