川崎フロンターレのサポーターとして等々力に通い、試合後の清掃活動にも参加し、今では運営メンバーでもあるクリーンサポーターズの目黒健太郎さん。
1966年 東京都文京区生まれ、早稲田大学卒業、伊藤忠商事勤務
1999年から川崎市で暮らし始め、2003年頃から川崎フロンターレを応援しにスタジアムへ足を運ぶように。2009年からシーズンチケット購入(それまではもっぱら新聞販売店等からの招待券)。2013年頃から川崎フロンターレクリーサポーダーズの活動に参加し始め、現在に至る。コロナ禍前は、ホーム等々力陸上競技場での試合はすべて、アウェイの試合も年間10試合程度、応援に行っていました。
東京都内で生まれ育ち、早稲田大学を卒業すると伊藤忠商事に就職した。入社して2年目からは大阪に転勤するなど、これまでに香港や上海に駐在したり、出向してマネジメントを担ったり、本社で課長に就いたりと様々な業務を経験してきたと振り返る。仕事は主にリスクマネジメントや保険を取り扱う業務に就いている。2003年頃から新聞販売店からもらった川崎フロンターレの試合観戦招待券をきっかけに等々力陸上競技場での試合観戦に行くようになった。関塚隆監督が就任をし、鹿島から相馬直樹、J2得点王だったマルクスを補強するなどしJ1昇格を決める前年であった。
その後2009年からはシーズンチケットを購入して毎試合足を運ぶサポーターとなった。その間2008年にサポーター有志で結成した「川崎フロンターレクリーンサポーターズ」が設立。「目指すは世界一クリーンなスタジアム」「ゴミ0!勝ち点3!」との合言葉に、試合後のスタジアムで清掃活動を始めていた。目黒さんは彼らの存在を知り、2013年頃からボランティア活動に参加し始めた。今では運営メンバーにもなっている。参加してくれるボランティアも増え、多い日は50人近く参加してくれた日もあると話す。観戦に来ていたお子さんがお父さんやお母さんの手を引っ張って参加してくれることもしばしば。現在はクラブ公認の団体として、毎年シーズン初めなどに活動方針や実績報告などミーティングしながらクラブとの連携も図っている。
ロッテが川崎フロンターレのオフィシャルパートナーになって以降、清掃活動のサポートにも名乗り出てくれた。試合前に来場者に向けてガムを配布している際に、ポイ捨てが増えるのではないか心配もあったそうで、クリーンサポーターズに何か役立てることがないかと話しかけてくれた。そして、活動への参加や美化への啓蒙を呼びかかるのぼり旗や横断幕、参加者用のビブスを提供していただくことになった。
毎試合観戦に通うサポーターたちにとって清掃活動は普段の観戦エリアとは違う場所からスタジアムを眺める機会でもある。違う風景の見え方に喜ぶ子どもたちもいたり、ゴミ拾いをまるで宝探しのように楽しみながら集めてくれる子どもたちもいる。ルール違反の空き瓶や、空き缶がスタンドに転がってることもあるのだが、スタジアムに足を運んでくれた新たなサポーターがいるという証でもあるのかも?と話す。放置ゴミがなくなることが理想だが、そうなればクリーンサポーターズとしての役割はなくなりますねと笑う。試合に負けたときは、清掃活動の時間が悔しさを中和してくれる時間であったりもするそう。
何回もスタジアムに足を運ぶうちに、試合後にボランティア参加してくれたり、活動に参加できなくても自発的な清掃・美化活動の輪が広がっていくことを望んでいると語る。ほぼ年間通じて試合を行うJリーグは晴れた日もあれば雨や雪も日もあり、悪天候でもスタジアムをきれいにしたい、市の施設であるスタジアムを試合前よりきれいにして返したいとの想いで続いている。2018年にはフロンターレの藁科社長から感謝状が贈られるというサプライズもあった。この活動を通じて知り合った同士が結婚したり、この活動を大学の卒論で扱ってくれたりと、思わぬ喜びもあった。2020年以降のコロナ禍で思うような活動は出来ないが今後もボランティア活動を続けたいと語った。
「ゴミ0!」になると団体としての存在意義がなくなるが「そうなればいいですよね」と笑う。「そうなるまで、これからも続けていきたい」と。また、他のJクラブでも同様なボランティア活動や取組みをしてるとこがあるので、コミュニケーションを図っていきたい。
寄席 (話芸は脳内活性化にもってこい!! 勝ち負けが無いことも魅力(笑))
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ブログ 川崎フロンターレクリーンサポーターズ活動ブログ
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等々力陸上競技場
神奈川県川崎市中原区等々力1−1
川崎フロンターレ麻生グラウンド
神奈川県川崎市麻生区片平1517−10
鹿島神宮
茨城県鹿嶋市宮中2306−1
神社巡りのきっかけ、鹿島の試合前に、一緒に行ったサポから御朱印集めを教わった
鹿島神宮でおまりした、解説してもらった、800くらい、30冊
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
ケンタさんとの出会いはTwitterを介して等々力やアウェイでお会いしたのが始まりでした。ボランティア活動を続けられてるということに頭が上がりません。またスタジアムでお目にかかれる日を楽しみにしています。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |