100人、100通りの人生とまちの風景、キーパーソンに会いに行こう

【川崎】濱野まり子(尾道デニムプロジェクト)

こだわりのデニムを追い求めて尾道デニムプロジェクトにジョイン、そこでの体験や出会いを語っていただきました。

プロフィール

1991年川崎生まれ川崎育ち。
学生時代の109系アパレルブランドでのアルバイトで、ファッションカルチャーに衝撃を受ける。 新卒で大手IT企業へ就職するが、服への想いから Iターンで広島県尾道市へ移住し、「ONOMICHI DENIM PROJECT」のスタッフとして勤務。NHKの番組「人生デザインU-29」で特集される。 その後、コンゴ共和国のサプールというファッションの文化に興味を持ち、一人旅へ。 現在は、障がいのあるバリスタや焙煎士が活躍するロースタリーカフェ併設の福祉施設「ソーシャルグッドロースターズ 千代田」の職員として勤務。

趣味は、カメラ、農業、サーフィン、茶道、華道。 昨年繊研新聞主催のディベロッパー大賞を受賞した「LUCUA osaka」の5周年ビジュアル広告への参加や、アクセサリーブランドのPR写真の撮影を担当するなど、さまざまな分野で活動中。

はじまりは109のショップ店員

短大に通っていた時、渋谷109に入っていたギャルブランド店でアルバイトをしていた濱野さん。その店はデニムにこだわっていたそうだ。その当時、ファッション業界では大型商業施設への出店が増えていて、尖ったブランドから一般的によく売れる服を販売するという流れに傾き出していた。好きなブランドで働いていた濱野さんだったが、就職と同時にショップ店員を辞める。就職先は富士通に就職するも、好きなデニムへの想いが消えることはなかった。デニムの勉強をしたいと考えていた時、TVで「尾道デニムプロジェクト」を知り、そこを立ち上げた方に話をしてるうちに、スタッフとして来ないかと誘われた。

尾道デニムとの出会い

「尾道デニムプロジェクト」は、広島県尾道市で暮らし働く人々(プロジェクト参加者)が、尾道産のデニムを1年間穿き込まれることで刻みこまれた唯一無二の価値と、尾道の街の魅力を同時に発信することを目的に、2013年にスタートした取り組みだ。町の事業と雇用を創出する目的も兼ねている。一般的なブランドのように利益追求が目的ではなく、活動によって地域の産業全体が活気づき、町全体が元気になることを目指しているという。

尾道デニムの参加者には、漁師、大工、農家、繊維業、住職、保育士など、20代から70代まで幅広い世代のさまざまな職種の方々がいる。まず仕事着として一年間着用してもらうことを条件に、2本の新品のデニムをお渡す。ワークパンツとして穿き込むことで、加工では決して出せない、味わい深い風合いや色落ち感など、一本一本に物語と個性を宿すリアルユーズドデニムに仕上がるのだという。作成中のデニムは洗い専門工場での洗濯のために毎週、参加者さんを訪問してデニムの回収・配布という交換作業を繰り返す。

対面販売のショップに濱野さんは働き出す。尾道についての印象は、人も食も生活も仕事も豊かだと語る。デニムを通じて尾道のさまざまな職業の人と出会い、それぞれの仕事へのリスペクトが自然と生まれた。2年くらい勤めていたが多忙さもあって、尾道とその仕事をから離れた。その後自分のデニムが売れたという話を耳にする。濱野さんを取材したテレビ番組を見たモデルさんが、自分にピッタリだと買ってくれたそうだ。その体験をきっかけに、そのモデルとの交友関係が続いていて、大阪の商業施設のモデルとして一緒に広告に載ったこともあった。

これからどうしていきたい

海が好き、海の近くに住みたい。おだやかに暮らしながら、サーフィンをしたい。

パッションポイント

公式サイト、出版物など

Instagram Mariko Hamano( @iamhamanofrom___ )

note 濱野まり子

チケット(私のできること、得意なこと)

・写真撮ります
・人を紹介します

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

等々力陸上競技場
神奈川県川崎市中原区等々力1−1

お気に入りの場所(アウェイ)

尾道向島のビーチ
広島県尾道市向島町

【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!

つながり

秋元友里(Farmers Market at UNU)

・竹國絵里(ディスカバーリンクせとうち)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

秋元さんから、とにかく面白い子だからと紹介された。経歴だけ見ると確かに面白く、でも何をしてるのか謎にも包まれた存在でした。風が吹けば、その通りに行動するというような自由な生き方を体現していて、この先もどこへ行くのかは気になります。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
野田国広の記事一覧