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【滋賀】中村匡希(竜王町議会議員)

大学を出て竜王町地域おこし協力へ。学生時代に始めた弓道とその発祥の地竜王町のまちづくりや普及活動に奮闘する中村さんをインタビュー。

プロフィール

中村匡希
1985年3月28日、山形生まれ、小学生から東京で育つ。
日本大学法学部在学中にスウェーデン留学(政治学専攻)、 卒業後は京都大学大学院修士課程に進学(都市社会学専攻)。 2015年から滋賀県蒲生郡竜王町の地域おこし協力隊となる。 活動テーマは「弓道で町おこし」。 竜王町は歴史的に弓道の射法(型)が初めて制定された地域で、その郷土史にあやかって普及啓発活動と、歴史研究を続けている。 また、古民家の空き家をリノベーションするなかで左官に興味を持ち、現在は土壁や漆喰など日本の伝統的な左官技術を用いた仕事をしている。 2019年に竜王町の町会議員となり、現在は左官と二足のわらじで生計を立てている。

弓道発祥のまち竜王町に移住

滋賀県竜王町は、近江八幡や野洲、甲賀に隣接した地域で、1955年に2つの村が合併してできた町。近江牛や弓道発祥の町とも言われている。豊臣秀次や徳川将軍家に仕えた弓士が輩出し、名人など多く出た地域である。現在、竜王町議会員をしてる中村さんは、高校時代に中学時代からの同級生に誘われて弓道部の見学に行ったのをきっかけに弓道を始めた。弓道の歴史を調べるのも好きで、調べていくと弓道の発祥地が竜王町であることを知る。日本大学、京都大学大学院を出てから、地域おこし協力隊の仕事で竜王町へ来た。

「弓道でまちおこし」をテーマに、弓の歴史講座の開催や弓道体験を行ったり、まちの観光資源の魅力発信をやってきた。竜王町は空き家も多く、約1年間をかけて古民家を改修し、その際に習得した左官の技術がプロにも認められて左官の仕事も始めている。その技術をいかして壁を塗るワークショップもやってるという。

そんな空き家を改修してつくった「ひだまり学舎」は、竜王町地域おこし協力隊と地域の方と一緒に改修した場所で、「学び」を通して交流できる場所にしていきたいと開設した。 英会話教室、ヨガ教室、産前産後の女性を対象にした教室など開催 されている。

竜王町に来て欲しい

弓道と竜王町を愛してやまない中村さんだが、ゲストハウス付きの弓道場を町内につくって、いろんな人に竜王町に来て欲しいという夢を描いている。部活動やサークル活動など少人数でも合宿できるそんな場所として、中規模の合宿所を竜王町でつくりたいと考えている。

これからどうしていきたい

ものを調べるのが好きなので、ものを書いて発信して行きたい。

パッションポイント

弓道

チケット(私のできること、得意なこと)

・滋賀県内の美味しいものを紹介します

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

竜王町
滋賀県竜王町

お気に入りの場所(アウェイ)

スウェーデンのストックホルム
郷土料理セムラ(シュークリームのようなもの)

【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!

つながり

奥野浩次(弓道写真家)

深尾善弘(一般社団法人滋賀人)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

弓道写真家の奥野さんに紹介していただきインタビュー。終始弓道愛が伝わるインタビューでした。竜王町のとなり近江八幡には数年前に旅行で行ったことがあり、滋賀県の風景は今でも好きな風景の一つなので、写真で見せてもらった田園風景をこの目で見てみたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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