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【長野】直井恵(うえだ子どもシネマクラブ)

長野県上田市で映画館の再生に関わり、映画館を活用した「うえだ子どもシネマクラブ」の活動に取り組む直井恵さん。

プロフィール

長野県上田市出身。日本福祉大学、立命館大学大学院で国際開発/国際関係学を専攻後、国際協力や環境系NGO/NPOで勤務。2017年からはNPO法人上田映劇の理事として再起動に関わり、現在は「うえだ子どもシネマクラブ」に取り組んでいる。

学生時代から国際協力の道へ

長野県上田市で生まれ、祖母は版画家で、母は染め物作家をしていた家庭で育つ。高校時代には演劇をやったりアジアやアフリカへの憧れから将来は国際協力の道に進みたいと考えていた。大学在学中、タイやインドに旅行した。学生時代に知り合った先生に国際機関やNGOでインターンでも関わっていくことを勧められて、名古屋にあるさまざまな団体を紹介してもらった。その中でNGOでの関わりが特に面白くて、そこでいろんな人に出会っていったことが現在にもつながる。大学終了後、立命館大学の大学院で国際関係学を専攻。

就活もしていたが、ちょうどフィリピンで活動をするNGO、アイキャンが増員することになり、そのまま就職した。当時ではNPOやNGOに就職するというケースは珍しかったが、直感でその道を選んだ。仕事はフィリピンのスラムや村の暮らしを支援する活動が中心で、主にスタディツアーや国際理解教育などを企画した。当時は総合学習も始まった時代でもあり、中学と一緒になって授業を作るプロジェクト担当し、国際協力でありながら、教育とも繋がって行った。その後結婚と出産を機に地元の上田市に戻ってきた。

助産師さんを支援する活動

これまでに3人の出産を経験してきて、地元の助産師さんに出会ってきた。当時はお産難民という言葉が各地で聞かれていて産科医不足が深刻な時代背景だった。上田市は助産師文化が国内で唯一残っているとされ、助産所を作って欲しいという要望を国会に提出しに行き、記者会見も開いたことがあった。

演劇でフィリピンと日本の農村をつなぐ

ちょうどお産の真っ最中でもあった頃、フィリピンの山岳民族の子どもたちと一緒に環境問題をにするという活動も関わることになり、妊娠&育児中にも何度かフィリピンに渡航する機会があった。その後、フィリピン・ルソン島北部の山岳地帯コーディリエラの人たちを上田市に招聘する企画にもつながり、棚田を巡る作品『PAYO –voices from the community』を上田で上演してもらった。企画では、上田市内の棚田も訪問してもらい、インタビューしたことを身体的、演劇的な表現に組み上げるワークショップも行った。

上田映劇で「うえだ子どもシネマクラブ」

創業1917年の上田映劇は、築100年を超え関東大震災で焼失した旧帝国劇場と同じ造りが現存するという歴史的な建築物でもある。シネコンの台頭によって休館してしまった上田映劇を市民グループらが中心となって映画館経営をし復活させている。市民向けの上映会を企画していたが2020年以降のコロナ禍で苦しい局面も迎えたが、市民に支えながら継続している。作品選びは編成スタッフが選び、子どもたちから大人も楽しめる作品を上映している。

2020年4月からは「うえだ子どもシネマクラブ」という企画がスタート。「学校に行きづらい日は、映画館に行こう!」をコンセプトに学校に行きにくい・行きたくない子どもたちの居場所として映画館を活用している。上田映劇を運営するNPO法人上田映劇、特定非営利活動法人侍学園スクオーラ・今人、特定非営利活動法人アイダオの3つのNPO団体が中心となって取り組んでいる。映画を観るだけに限らず、子どもたちとの対話を大切している。中には詩を書く子がいて紙面で発表してくれたり、絵を描くのが好きな子の絵を地元の商業施設で展示する機会にもつながっている。

これからどうしていきたい

シネマクラブで、個性を持ってるがために学校に馴染めない、その個性を活かせる場を作りたい。

フェミニズムのZINを仲間と立ち上げた。

個人的には、社会と繋がっていく瞬間、表現していく場を作っていきたい。

パッションポイント

映画、美術館

映画『NOVEMBER』、映画『冬の旅

公式サイト、出版物など

cottafe works

Instagram(@naoi_megumi)Naoi Megumi

daichi no koiku

うえだ子どもシネマクラブ

上田映劇

NPO法人アイダオ

NPO法人ICAN

のきした

チケット(私のできること、得意なこと)

・別所温泉を案内ます

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

別所温泉

お気に入りの場所(アウェイ)

フィリピン

瀬戸内

つながり

武捨和貴(NPO法人リベルテ)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

武捨和貴さんからの紹介でインタビュー。休館となった映画館を活用した取り組みがとても素敵で、その活動のみならずそれまでの活動の経歴もとても楽しく聞かせていただきました。上田にも遊びに行きます。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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