【埼玉】松村美乃里（つなぐば家守舎）

草加市で出会った月3万円ビジネスやリノベーションスクールの仲間と一緒に「シェアアトリエつなぐば」をつくった松村美乃里さん。

プロフィール

静岡市出身。つなぐば家守舎取締役／フリーランスのデザイナー

デザインの道へ進む

静岡県静岡市で生まれ育ち、中学3年から高校1年までが人生の転換期だと振り返る。仲が良かった友人を亡くしてしまったり、高校受験で一番行きたかった高校に行けなかったりして落ち込んでいいたが、人生を悔いのないようにおくりたい。自分がやりたいことをしたいと思い、高校1年にはデザインの道に進みたいと決心した。高校時代から美術系の予備校に通い、武蔵野術大学に進学し、インテリアデザインを専攻した。

卒業後はイベントや展示会のディスプレイなどの空間デザインを手掛ける会社に就職。そこで非日常的なデザインしてやりがいを感じていたのだが、デザインしたものが展示会が終わったら壊してゴミになってしまうという現実に衝撃を受けてしまう。デザインが消費されていく速度に虚しさを感じる時もあった。消費される社会と両極端な世界を垣間見た。28歳で結婚をしてフリーランスに転身。出産して育児をしている時、「わたしたちの月3万円ビジネス」の2期生募集を見つけてた。

ご主人の勤務地が近いということで埼玉県草加市に引っ越してきたが、子どもが生まれたをきっかけに、子どもが自分の生まれ育つ街を誇りに感じられるようになってほしいという気持ちになり、「わたしたちの月3万円ビジネス」に参加して仲間もできた。松村さんは、誰でもおしゃれにイベント出店できる組み立て式の『どこでもゴヤ』という出店キットを製作。お菓子を作ったり、洋服を作ったりしている同期の仲間たちと駅前で披露した。

シェアアトリエつなぐば

2018年6月、リノベーションスクールで出会った小嶋直さんと共に、子連れで働ける場として「シェアアトリエつなぐば」をオープン。元は築34年の2階建アパートで取り壊し予定だった建物をリノベーションして、利用者たちが子どもを見守りながら働ける環境を作った。月3万円ビジネスで出会った仲間たちの活動できる場所としても活用されている。

2階のルームには「NPO法人やさしいくらし企画」が運営する『ton ton’s toy ちいさな木のおへや』、美容院『 コルジャヘアー』、小嶋さんのオフィス「co-designstudio建築事務所」「つなぐば家守舎の事務所」、1階のカフェではアトリエの位置づけで、日替わりでスイーツやごはん、パンの店が料理を提供する。テーブルにはカメラマンやフリーライターがいて、クラスではミシン教室やフラダンス教室、抹茶教室、着付け教室なども開催される。

さらに、2022年6月に「さいかちどブンコ」もオープン。地域のみんなが気軽に来れる図書館をつくり運営している。

これからどうしていきたい

子どもが生まれて、価値観が変わった。子どもが地元だと誇れて、自分が楽しく暮らせるまちにしたい。

子どもたちの居場所をこれから作りたい。子どもたちが自分たちの店を出店できて、子どもにとってもアートがある日常を草加市で作りたい。

パッションポイント

読書、少女漫画、まちあるき

公式サイト、出版物など

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チケット（私のできること、得意なこと）

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所（ホーム）

毛長川からの景色

つなぐばからの見る前の公園

お気に入りの場所（アウェイ）

静岡市

静岡県御前崎市の茶畑

つながり

・小嶋直（つなぐば家守舎）

・金澤萌（とこらぼ）

・矢口真紀（わたしごとJAPAN）

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

小嶋さんからの紹介でインタビュー。小嶋さん同様に1年越しにようやくお話しを聞くことができました。また足を運んでないですが、見聞きしてるだけでも相当素敵な場所だと言うのは伝わってきて、ほかの地域の方にもおすすめしまくっています。必ず訪問したい場所のひとつです。またお話を聞かせてください。（野田）