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【山梨】奈良美緒(つるでつながる)

人材教育コンサルでの仕事を経て、山梨県都留市にUターン。東京都に拠点生活もしながらコワーキングやシェアハウス運営なども行う奈良美緒さん。

プロフィール

1988年山梨県生まれ。筑波大学卒業後 2011年アチーブメント株式会社に入社。1年目から人事部にて、内定者教育プロジェクト責任者と採用担当を兼務。指導を担当した2012年度内定者は入社率100%・史上最高営業成績にて入社を果たす。2012年4月より個人部門コンサルタント・2013年1月より組織変革コンサルティングチーム・プランナーとして、経営者層に対しコンサルティングを行い、年間20社以上の企業で採用・教育の仕組み作りをサポート。2014年12月より人事部新卒採用チームにて、自社内の新卒採用の設計・オペレーション全般の管理・マネジメント及び若年層教育との連携を意図した仕組みづくりを行う。 2016年1月 退職し山梨県都留市にUターン。東京都品川区との二拠点生活を送りながら、コワーキングスペースの運営および「田舎フリーランス養成講座」の運営統括を務める。

人材教育コンサルの会社で勤める

山梨県都留市で生まれ育つ。中高校生の頃にいい先生に恵まれ、その先生のように将来は教師になりたいと思っていた。大学は筑波大学に進学し、教員免許取得に励むが、卒業してもストレートに教員になるのではなく、免許を取得し、社会を知らずに教員になるよりも社会を経験を積んでからの方が良いのではないかと考えた。卒業する年はちょうど東日本大震災が発生した2011年で、ちょうど水戸まで免許取得に行く予定の日でもあった。震災の影響で卒業式は行われないまま卒業をし、人材教育コンサルティングの会社に就職。1年目は人事で内定者向けの教育を担当。2年目からは直談判して営業を務めた。5年ほど勤務するも、仕事が忙しく、学生に対してかけた言葉がそのまま自分にダイレクトに返ってくるような状況もあり退職して地元に帰ってきた。

都留でコワーキングやシェアハウスを開業

都留に戻り、しばらくは知人の紹介でいくつかアルバイトなどをしたのち、NPO法人都留環境フォーラムでイベント企画したり野外教育のファシリテーターをやった。このNPO法人はのちに解散となるが、事務所だった場所は現在シェアハウスとして運営をしている。2017年からはひょんなことから地域おこし協力隊に就く。

観光地ではないが観光につながるような地域資源の発掘と開発、「古民家ゲストハウスあわ」の開業や田舎フリーランス養成講座(現・ワークキャリア)の誘致 、「コワーキングコミュニティteraco.オープン」など、シェアハウスとコワーキングを掛け合わせたコリビング事業などをやった。ワーキャリの卒業生たちがコワーキングを利用してくれるほか、コワーキングが入ってる1階では都留文科大学の学生が運営するカフェもある。

神山まるごと高専、つるフォルケと新たな挑戦

最近では、2023年春開校を目指す徳島県の「神山まるごと高等専門学校」の学校づくりにも関わっている。新卒で働いていた会社の先輩がたまたまそこに転職されたのが縁で手伝いを始めた。もともと教員を目指して教育にも関心があっただけに、「人間の未来を変える学校」というコンセプトに惹かたと語る。全寮制の学校で、しかも地域とのつながりを重視してる点から奈良さんにも声がかかり、一時は東京都品川区と山梨県都留市との三拠点生活も考えたが、さすがに難しく、できる範囲内での関わりで手伝っているそうだ。

デンマーク発祥の”人生の(ための)学校”と呼ばれてる「フォルケホイスコーレ」にならった7泊8日の田舎暮らし体験「つるフォルケ」をスタート。プログラムがない余白の時間は、自身のリモートワークや観光を楽しむこともできる。田植え体験や廃墟だった場所のDIY、木工体験にヨガ教室など、都留の自然を学びを通じて楽しめる。

これからどうしていきたい

都留を共育(きょういく)の街にする

パッションポイント

子育て

公式サイト、出版物など

コワーキングコミュニティ teraco.

つるぐらし

チケット(私のできること、得意なこと)

・都留で暮らしの体験できます。

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

Cafe Naturalrhythm
山梨県都留市つる3丁目5−16
公式サイト

お気に入りの場所(アウェイ)

北海道東川町

つながり

夏目江理(ラブライフカウンセラー)

日髙 葵(訪う)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

ぽかべさんからの紹介でインタビュー。経歴をどこを切り取っても面白そうなことをやっていて、お話が楽しかったです。最後の最後に「つるフォルケ」の話も出てきて、もっと聞きかったですが、次回の機会の楽しみにしておきます。都留で星空を眺めたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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