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【香川】秋吉直樹・はな(SUNNYSIDE FIELDS)

小田原から移住した秋吉直樹さん、地元香川にUターンした秋吉はなさん。2人の様々な取り組みについて話を伺いました。

プロフィール

秋吉直樹
SUNNYSIDE FIELDS プロデューサー
1988年神奈川県小川原市生まれ。大学卒業後、地元市役所で3年間勤務。その後、香川県地域おこし協力隊にチャレンジするために香川県へ移住。中小企業の採用支援をする会社を起業した際、多田と出会い意気投合。昨年4月からサニーサイドに参画し、SUNNYSIDE FIELDSでプロデューサーを務める。趣味は筋トレとカレー。面白法人カヤックでも、全国の移住・関係人口担当者コミュニティを運営している。

秋吉はな
1991年香川県高松市生まれ。大学入学を機に上京し、日本の食糧廃棄の問題から、食を中心とした社会課題を暮らしながら学ぶ
「村を創りたい」という夢を抱く。卒業後、管理栄養士を目指し、病院や保育園で勤務する傍ら、シェアビレッジ仁尾の「家守」のオファーを受け、熟慮の末受諾。4か月後に退職、仁尾町に移住し、仁尾の“女将”として活動。人生のコンセプトは「日常に恋をしよう。」食やモノから音楽に至るまでつくるヒトの想いや背景を体感し、愛着や関係を尊ぶ生き方を目指す。

 

シェアヴィレッジ仁尾の家守に

秋吉はなさんは、香川県高松市出身。高校時代まで香川で過ごし、大学は昭和女子大学の健康デザイン学科で食べることを学んだ。青年海外協力に関心があり、英語の勉強をして海外に留学したいと考えていた。大学1年の頃、食料自給率について探求していると食料輸入に依存しいる現実と、その一方で半分近くを廃棄している現状を知りショックを受けた。食品栄養や食中毒を避けるために消費期限など厳しく設けた結果、廃棄しているという自分の国のことを知った。海外への関心は高かかったのだが、そうした国内の食を中心とした社会課題への関心へと変わっていく。

大学を卒業後は、管理栄養士を目指しながら病院や保育園で1年間勤務をしていた頃、秋田でスタートしたシェアヴィレッジの2番目の施設が故郷である香川県に出来ることを知った。学生時代に自給率をどうにかしたいと考えていたことを思い出し、生産者と消費者が離れているから廃棄されてしまうのではないかと思った。そこで体験的に学べる「村」を作りたいという夢を描いていたタイミングもあり、シェアヴィレッジ仁尾の家守としての仕事をいただいた。

瀬戸内0円キッチン

家守を行いながら、2017年1月に放映された映画「0円キッチン」から許可をもらって「瀬戸内0円キッチン」を開始した。捨てては作るというフードロスに疑問を感じ、自分のできることから始めたいと思い立ち、香川の仲間たちと共に企画した。捨てられるはずだった食材を使って美味しい料理に生まれ変わる。1回目は地元の小学生たちや親御さん、移住者たちが40人ほど参加してくれた。

嶺北教育魅力化プロジェクト

ある日、シェアヴィレッジの村民だった方から高知県で「嶺北高校魅力化プロジェクト」があり、そこで寮の運営の話を誘われた。全校生徒が100名ほどの嶺北高校を魅力的な学校にしようという学校・行政・地域が一緒になって取り組むプロジェクトで、遠方から来る入学生が生活できる「寮」や「公営塾」などを整える取り組みをおこなった。体験から学ぶ教育をしたいとの想いで、はなさんは寮のハウスマスターとして就任した。

香川に移住、人生変える大きな出会い

秋吉直樹さんは、神奈川県小田原市出身で、東海大学を卒業後に小田原市役所に2011年から勤務。3年ほど職員として働いていたが、役場に全国の地域おこし協力隊募集の情報が集まってくる中、外の世界を見たいという想いが強くなっていった。そんな時に香川県で地域活動支援を行う協力隊の募集があることを見つけ、香川県に移り住んだ。のちに共通の友人を通じて、はなさんと出会うことになる。2017年から「ヒトデ」という人材紹介サービスを立ち上げて自身の会社も作り、そこで地場企業のSUNNYSIDEの多田さんに出会った。SUNNYSIDEは、「個性が共生し調和が発展を生む」というビジョンを掲げ、仕事に就けない年数がある方や障害者など転職しにくい人たちを積極的に雇用している会社で、その考えに共感し意気投合した。

SUNNYSIDE FIELDSの挑戦

直樹さんは会社を譲り、SUNNYSIDEへ移った。創業10年という節目を前に、農業から飲食、宿泊、清掃、管理などバラバラの事業から成り立って、「個性が共生し調和が発展を生む」という理念が体現できてなかったので、まとめて体現できる場所を作ろうと構想が進んでいく。まんのう町にある自社農園の近くにあった元看板工場の跡地をリノベーション。カカオ豆からチョコレートを製造する工場や自家焙煎のコーヒー、農園で採れた野菜を食べられるカフェを併設した複合施設を計画した。
「SUNNYSIDE FIELDS」と名付けられたプロジェクトは、2021年からクラウドファンディングで資金調達し目標額を大きく上回って達成。22年3月にオープン。直樹さんは、プロデューサーとしてプロジェクト全体を担当。はなさんは、農薬や化学肥料に頼らず栽培して収穫した野菜を使った料理を提供する「キッチン&マーケット」を担当した。

 

これからどうしていきたい

フィールズは今も、これからも常に未完成で、関わる人によって常に変化する場所。訪れてくれた人や共感してくれる人がやりたいことができてない。長く関われる仕組みづくりをしたい。移住して余白できた。(秋吉はな)

村づくり、子育て、親や先生など普段の生活で関わる限られた人だけではなく、できるだけたくさんの人と関わっていろんな考えを知ってほしい。多様な生き方に触れて、たくさんの人の背中を見て育ってほしい。いろんな人が接せれる環境を整えたい。シェアハウス兼ゲストハウスのような生活する場所。(秋吉はな)

パッションポイント

みんなでご飯食べる(秋吉直樹)

家で過ごす時間、暮らし軸で生きてきた、家でできること(秋吉はな)

公式サイト、出版物など

公式サイト SUNNYSIDE FIELDS

オンラインストア SUNNYSIDE FIELDS STORE

Instagram (@fields_kagawa)SUNNYSIDE FIELDS

チケット(私のできること、得意なこと)

・話をして友達になりましょう

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

サニーサイドフィールズ
香川県仲多度郡まんのう町長尾2237
公式サイト

お気に入りの場所(アウェイ)

江之浦根府川の風景

高知県嶺北の汗見川

大分県別府市

つながり

佐々木正志(sunusnto)

半田理人(シェアヴィレッジ町村)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

佐々木さんからの紹介でインタビュー。当初は、はなさんのみでしたが、直樹さんも一緒に話を聞けることになりました。SUNNYSIDE FIELDSはいろんなメディアで取り上げられ、絶対に行きたい場所の1つだったのでタイミングよく聞けて良かったです。2人の優しい空気に包まれてる感じが心地よくて、お会いできる日を楽しみにしています。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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