100人、100通りの人生とまちの風景、キーパーソンに会いに行こう

【京都】中尾誠ニ(福知山公立大学)

農水省系の財団職員を経て、現在は福知山の大学で教鞭をとる中尾誠二さん。

プロフィール

福知山公立大学 地域経営学部 多自然圏活性化研究室 教授
博士(農学)東京農工大学/修士(環境科学)筑波大学

19934月から財団法人ふるさと情報センター(20014月から都市農山漁村交流活性化機構)の職員としてグリーンツーリズム関連の業務に携わりながら、少人数分宿型教育旅行等の宿泊先として注目されている「農山漁村民泊・農林漁家民宿」について研究してきた。2011年4月から京都府福知山市の大学で「交流観光等による多自然圏(≠大都市圏)の地域活性化」を目指して研究・実践・教育に取り組んでいる。

農村振興の仕事を経て、農泊研究の道へ

東京都足立区で生まれ育ち、小学校低学年の頃はテレビなどの影響もあって科学者に憧れていた。高学年になって自宅の建て替え時に見た大工仕事に興味を持ったこともあるが、高校生になって将来の職業を考えた時、環境問題について意識し始めて進学する学部を絞って行った。「ノストラダムスの大予言」の影響もあり、世紀末への不安を抱きながら核戦争で滅びてしまうのか、環境問題で滅びてしまうのかと悩み、将来は沙漠緑化の道を目指してみようと考えて農学部を選んで進学した。

将来への不安は大学時代も変わらず、自給自足生活を目指していくしかないと思っていた。大学院生の時に小笠原諸島の父島で2ヶ月を過ごし、都会から切り離された場所での生活を模索する。その後は財団職員としてのキャリアをスタート。農村振興に関わる仕事をしながら、所得を得ることの大変さを身をもって知った。2011年3月までの18年間その財団に勤務した後、京都府福知山市の大学に転職して農泊関係の研究を続けている。ゼミ生と一緒に農山漁村でのフィールドワークも行なっている。

これからどうしていきたい

自分の研究室から「頑張る田舎の自治体職員」を多く輩出したい。

パッションポイント

農泊研究

チケット(私のできること、得意なこと)

・田舎の民泊で飲み語り合いましょう

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

森と海の京都(福知山・綾部・舞鶴・宮津近辺)

お気に入りの場所(アウェイ)

小笠原諸島

沖縄

つながり

瀬尾泰弘(ブリッジ)

工忠照幸(里山ゲストハウスクチュール)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

瀬尾さんからの紹介でインタビュー。コミュニケーションツーリズムのような交流観光系の話題で盛り上がり、目指して行きたい方向性が近かったので、お話しできてよかったです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
野田国広の記事一覧