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【川崎】大塚誠也(Soft. Guest house)

ハード(建物)を持たないソフト(概念)だけのゲストハウスという場づくりで、いろんな人たちが混ざりあえるコネクティングポイント(つながる場所)をつくりたいと語る大塚誠也さんにインタビュー。

プロフィール

大塚 誠也(おおつかせいや)

1995年、神奈川県川崎市生まれ。
学生時代に、日本からアフリカの人類発祥の地まで「人類の起源を辿る旅」へ。キリマンジャロ山登頂後、帰国。旅をしたのち、「人間が現代で豊かに生きるためには “冒険” と “創造” が必要不可欠なのでは?」という考えに行き着く。2019年4月、大学卒業と同時に、ハード(建物)を持たないソフト(概念)だけのゲストハウス「Soft. Guest house(ソフトゲストハウス)」を開業。「日常に”冒険と創造”を。」をテーマに、さまざまな領域で人を繋ぐ場づくりや、対話で想いを引き出して世界観をビジュアライズ(見える化)する活動を行っている。ファシリテーター兼グラフィックデザイナー。家を持たない多拠点生活をしている。荷物はバッグ2つのみ。趣味は、旅をすること、絵を描くこと、人と話すこと。

人類の起源、生きてる意味とは何か

中学時代に父親を亡くして以来、生きてる意味を知りたいと考えるようになった。高校時代から海外に興味持ちはじめ、大学生なってからヒッチハイクや海外一人旅、アメリカやカナダに語学留学もした。やがて人類の起源を知りたいと思い、東アフリカが人類の起源となっていることを調べるとタンザニアに飛ぶ。人間とは何か。生きる意味とは。そしてキリマンジャロの山頂まで登る。

三大欲求を満たすことだけでは人は満たされないのでは?と自問自答しながら旅を続けた。満たしても満たされない。人は何を求めているのか?結局、冒険(未知のことを知りたい)と創造(未知をつくりたい)ということを気づく。就職活動をするも、自分のやりたいこととぴったり一致した会社には出会えず、大学を卒業後はそのまま個人事業主としてのデザインの仕事と場づくりの仕事を始めた。それが『Soft. Guest house(ソフトゲストハウス)』だ。

Soft. Guest house(ソフトゲストハウス)

ハード(建物)を持たないソフト(概念)だけのゲストハウス。”日常に「冒険と創造」を。”をテーマに、各地で場づくりを自主的に行ったり、場をつくる人のサポートをしています。サポート面では主に、世界観づくりの部分からコミュニティビルドのサポート、イベントの企画運営を通したコミュニティマネジメントのサポート、そしてさまざまなコミュニティの越境機会をつくっています。自主企画としては、国内留学サービス「ゲストハウス留学」、地域の人とリモートで場を繋ぐ「REMOTE TRAVEL」、多拠点居住の相談プラットフォーム「移動相談所(仮)」、多文化共生まちあるき「Global Micro Tour」などを開催。イベントも年間100本ほど開催しているので、ぜひお気軽にお越しください!

引用:公式サイト

 

「ゲストハウスという体験」を通して、本当に実現したい価値はなにか。建物を持つことにこだわらず、Soft. Guest houseをつくった。Soft.とは、物事の中に埋まっている”本質”や”真髄”、そして誰かを突き動かす”魂”や”原動力”のようなものだそうだ。リアルやオンライン問わずイベントを、『 リトルジャパン 』や『 はじまり商店街 』などと共催でやったり、自主で企画して開催している。

ゲストハウス留学

『ゲストハウス留学』は、海外の旅人が集まる都内のゲストハウスで、手軽に語学留学を体験できるサービス。1週間のコースで、ネイティブスピーカーの英語教師による授業を受けたり、ランゲージエクスチェンジイベントなどのコンテンツを楽しんだりすることができる。東京都内のゲストハウスは外国人の宿泊者率が高く、泊まっていると海外にいるような感覚になれる。海外留学へ行かなくても、英語を学べる環境を作れるのでは。と気づいたそうだ。

現在は2つの留学先があり、1つは、浅草橋のゲストハウス Little Japan 。もう1つは、小伝馬町・神田にある hostel Den 。どちらも外国人宿泊者が多めのゲストハウスだ。

REMOTE TRAVEL

「旅するように家で過ごそう。」をテーマに、全国に旅をするオンラインイベントプロジェクトで、全国のゲストハウスや旅に関連する活動をする人たちとオンラインでつなげ、自宅にいながらも旅をできる仮想旅体験ができるというものだ。

グローバルマイクロツアー

日本の中の異文化に触れ合う、国内で世界一周をする街歩きツアー。日本には、様々な外国人街と呼ばれる街がある。その異文化の入り混じった街を、「日本にいながら、世界一周」をコンセプトしたまち歩きイベントだ。

 

これからどうしていきたい

Soft. Guest house』の法人化を目指してる。共有する場として認識できるようにしたい。冒険と創造が連鎖するサイクルを作り出したい。いろんなコミュニティや人をつなげたい。コネクティングが重要だと思っている。いろんな人たちが混ざりあえるコネクティングポイント(つながる場所)をつくりたい。

パッションポイント

絵を描くこと

公式サイト、出版物など

Soft. Guest house

ゲストハウス留学

REMOTE TRAVEL

グローバルマイクロツアー

チケット(私のできること、得意なこと)

・多拠点生活の始め方教えます。
・ファシリテーションお手伝いします
・おすすめのゲストハウス教えます

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

・武蔵新城あいもーる商店街
神奈川県川崎市中原区新城

お気に入りの場所(アウェイ)

東チベット、アチェンガルゴンパ
中国人民共和国  四川省カンゼ・チベット族自治州色達県

【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!

つながり

野口福太郎(小高パイオニアヴィレッジ)

・坂木茜音(デザイナー)

山田あきと(nukumo)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

小高パイオニアヴィレッジの野口さんからの紹介で、私の知人とも何にか知り合いだった誠也くんソーシャルタウンガイド構想ともどこか価値観が近くて、話を聞いていた楽しかったです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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