100人、100通りの人生とまちの風景、キーパーソンに会いに行こう

【新潟】山本晋吾・しのぶ(やまねこ工房)

半農半Xの暮らしを目指して十日町に移住。土日ゲストハウスを運営などをしている山本夫婦にインタビュー。

プロフィール

山本晋吾
大阪府東大阪市出身/KIT虎ノ門大学院(金沢工業大学大学院)卒業

山本しのぶ
千葉県⽣まれ/東京で特許庁の検索外注業務を請け負う登録調査機関に勤務後、フリーランスに。現在は⼗⽇町市の古⺠家で、特許調査の受託業務と「古⺠家ゲストハウスやまねこ」の運営や「周りにあるものを活かして⾐⾷住を作る暮らし方」をテーマとしたイベント等を⾏っている。

半農半Xに憧れて移住

山本晋吾さんは大阪出身で、山本しのぶさんは千葉出身。東京で働いていたが、暮らしがあわないと感じ、雪がある場所で古民家に住みたいと思い十日町に引っ越してきた。東京にいた頃、半農半Xの暮らしに憧れ、栃木県那須町で非電化工房を主宰する藤村靖之氏の著書『月3万円ビジネス』に出会い、そういう暮らしができる場所を探して十日町を見つけた。「月3万円ビジネス」とは、周りにいる人たちと自分たちのできることを分かち合い、ゆっくりと楽しく生活するというビジネスモデルで、自分に無理をさせず、他者と奪い合わず、愉しく仕事を創りだしていくというものだそうだ。

晋吾さんは、平日は会社員で休日は農業体験や土壁づくりなど「生活に根差した体験」を、しのぶさんは草木染め、刺し子など「文化的な体験」を、それぞれゲストハウス「やまねこ」のお客さんに提供。やまねこがある船坂という村は、新潟県十日町市にある自然豊かな場所で、畑や田んぼで米や野菜を作り、山の木を薪として利用したり生活している。しかし村人の減少で、農業の技を継承する人が少なくなり、自然を維持することも難しくなっているのが現状だ。自然を利用して暮らしを作る技を継承し、この村を残したいとの想いも強い。

これからどうしていきたい

自分たちがいる地域に来てもらって、知って欲しい。移住者を増やしたい。

パッションポイント

刺し子、手仕事、猫

公式サイト、出版物など

公式サイト

やまねこ工房のFacebookページ

チケット(私のできること、得意なこと)

・十日町の楽しさを教えます

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

古民家
家の周りの、四季によって景色がかわる

お気に入りの場所(アウェイ)

金沢

東大阪、枚岡神社

つながり

樋口道子 (市民活動ネットワークひとサポ)

・阿部由香(半農半コミュニティカフェ)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

樋口道子さんからの紹介。半農半Xという言葉は聞いたことありますが、それに近いことをされている方は初めてお目にかかりました。コロナ禍で大変な状況ですが、いつか大地の芸術祭とともに訪問してみたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
野田国広の記事一覧