家業の粘土科学研究所を継ぐ一方、江戸川区で地域イベント「えどがわ楽市」を企画開催する手塚平さん。
代表取締役 手塚 平 さん
大学卒業後、家業の経営する株式会社粘土科学研究所に入社し、洗顔料や歯磨きペーストなどの開発や生産に関わる。2013年に3代目社長に就任するとともに、販売会社の株式会社KURUMUと自社ブランド「KURUMU」を立ち上げる。
東京都渋谷区で生まれ、その後江戸川区に引っ越してきた。実家は祖父が創業した粘土科学で、クレイパックを中心とした商品を製造販売している。近年のエコロジー人気が後押しとなり、よく耳にするようになってきた。小さな頃から家庭にはシャンプーや洗顔洗剤があり、思春期の時にはニキビクリームにも粘土を使うほど、商品に囲まれて育ってきた。
大学を卒業して粘土科学研究所に入社。2代目の母親から引き継ぎ3代目社長になった。KURUMUという化粧品を売り出していたのだが、普通に売るのではなく目を引くような販売方法を考え、POPUPに洗面台を設置してそこで歯磨き粉を試してもらったり、イベント出店でも目立つような演出を工夫していった。
会社の1階が倉庫で、2階が工場だったのを1階にKURUMUの店舗をつくり、作っている様子が見えるようにして地域とのつながりを持ち始めていくと、次第に自分たちで地域イベントを仕掛けていくことを考え「えどがわ楽市」というイベントを企画した。音楽仲間たちにも声をかけ、ちびっこダンス大会や屋台などが集まり初回は2000人ものお客さんが集まった。
2018年は3000人、2019年は4000人、コロナ禍となった20年と21年は中止となったが、22年から再開し、ライブやヨガ、ちびっこダンス、江戸川区の工芸品や話題の雑貨など小物の販売もした。
本業は化粧品なので、ただ買ってもらう会社ではなく、応援してもらうにはどうしたらいいかを常に考えている。
クレイの体験できる場所を作りたい。
粘土
・商品サンプルあげます |
※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。
新川さくら館
東京都江戸川区船堀7丁目15−12
長野
・細川瑛代(hitotowa)
・相田一成(妖怪屋)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
細川さんからの紹介でインタビュー。新川沿いの風景にとけこむようなコミュニティで、地域になくてはならない雰囲気をつくられてると感じました。江戸川区にも遊びに行きます。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |