仕事と育児のギャップに悩むウーママたちのコミュニティを創設した齋藤貴子さんにインタビュー。
齋藤貴子(さいとう・たかこ)
womom(ウーマム)代表。1982年北海道札幌市生まれ。
小樽商科大学卒業後、出版社営業、動物病院経営企画など業種職種バラバラの5社を転々としたジャングルジム型キャリアを経験。2020年4月、オンラインコミュニティ『womomラボ』を開設。出産育児、夫の転勤、親の介護等、女性特有の“持続不可能”を“持続可能”に変えたい北海道LOVEなメンバーが集まる。女性の声や視点を大切にしたい企業向けの商品開発やプロジェクト企画も行う。3児の母。
札幌で生まれ育った齋藤さん、これまで不動産会社や乳業メーカー、出版社などで営業やマーケティングの仕事に携わってきた。結婚しご主人の転勤とともに退職して、旭川市に拠点を移した。それから出産、育児と共にキャリアダウンを経験して、仕事と育児とのギャップに鬱状態になった時期もあったそうだ。旭川ではなかなか思うように仕事と育児の両立ができず、ぼんやりと起業が頭の片隅に浮んだという。
自分のライフステージで挫折してしまう人たちの支援、社会で活躍できる場がないと感じている人の支援をしようと考えた。2018年11月「womom(ウーマム)」を独立開業。設立当初はなかなか言語化できず、いただいた話をやろうと社長のサポートやライターなどの仕事から始めた。会社として軌道に乗るまでは3年ほどかかった。しばらくはコミュニティを育てることに力を注いだ。
ウーマムは、女性(woman)も母(mom)も仕事(work)もよくばって何事も面白がる(w)持続可能なワタシ(watashing)から名付けた。ワークライフバランスや仕事、人生について気軽に安心して交流したり、学んだり、アウトプットしながら、少しずつ理想の自分になっていくためのオンラインコミュニティ「womomラボ」をつくった。結婚や育児などで人と会う機会が減ってしまい、情報交換できる場もなくなった女性たちの新しい場を目指した。
コロナ禍で一層人と会うことが制限される中、さらに孤独やストレスを感じる人が急増。気軽にコミュニケーションを楽しめるオンライン朝礼「同僚タイム」をスタート。朝の15分間に、顔を合わせて「おはよう」「お疲れ様」を言える安心感や雑談でストレス解消をしながら気づきを得られるメリットがあったという。
行動経済学の専門家から「参加者の背中を押す良い仕組み」とのお墨付きも。新聞掲載などの機会もあり、徐々にオンラインを活用した場を求める女性たちの毎日を支える場へと進化していった。
※パーソナリティは一定期間ごとで交替しています
コミュニティにいきなり入るのは躊躇する、といった女性に向けて「多様な視点の情報を取り入れて気づきやモチベーション維持をしてほしい」と、2021年11月にwebメディア「womomラボメディア(仮)」をリリース予定。北海道から全国へ、持続可能なウーマムがさらに増えることを願っている。
金曜日(週末・花金)、ジブリ
・面白がるウーマムさんを紹介します |
※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。
上川神社から道の駅方面へ下る道
富良野・美瑛
・福田学(みちのくソレイユ)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
福田さんからの紹介でインタビュー。最近よく耳にするオンラインでのコミュニティ。会員制で運営れていてこれからどう進化していくのか楽しみです。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |