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【広島】小川喬之(安芸高田市地域おこし協力隊)

広島市職員を経て安芸高田市地域おこし協力隊になり、古民家の納屋を改装した納屋Barで交流の場づくりもおこなう小川喬之さん。

プロフィール

京都大学工学部地球工学科卒業
京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻 修了
広島市役所(9年間)(新白島駅の整備、バス路線再編、旧市民球場跡地の活用など)
2021.4~ 安芸高田市地域おこし協力隊(中山間地域(川根地域)の振興を図るプロジェクト)

広島市職員から地域おこし協力隊に

広島で生まれて、親の転勤の関係で中国地方を何度か引っ越して過ごしてきた。高校生の頃に京都大学に見学に行く機会があり、その雰囲気が好きになり目指すようになった。そして京都大学の工学部に進学。まちづくりや都市計画にも興味あったので地球工学科を専攻した。大学院で交通工学や高速道路の渋滞について研究し、社会人としてのキャリアは広島市役所の職員としてスタートを切った。

アストラムラインとJR山陽本線が交差する新白島駅や、旧市民球場跡地のプロジェクトに関わり、途中で国土交通省へ出向するなど9年間勤めた。東京での勤務をしていた時に、個人事業主としてまちづくりに関わっている方に出会い、公務員ではなくそういう個人としてまちづくりに関わってみたいと思い始めた。ただ、何をするにもお金が主となる都会と比べ、昔、おばあちゃんの家で、川遊びやそうめん流しなど、自然の中で遊んでいた体験を思い出し、田舎暮らしのほうが豊かなのではないかと思い、田舎への移住を決めた。

ある時、奥さんと居酒屋で移住について話していると、そこの大将から川根に空き家を持つ知り合いを紹介されて、現地を見にいった。そのあとにコロナ禍となり、週末のたびに紹介された空き家の草刈りや掃除で通うようになり移住を決意していくことになる。そして市役所をやめ、ちょうど川根地域で地域おこし協力隊の募集もあり応募した。中山間地域(川根地域)の振興がミッションで、1年目は地域を知るために一緒に草刈りや米作りなど、川根地域で営まれている仕事を手伝い、2年目はそういった仕事の体験も含めた体験事業を企画した。

納屋Bar

移住先となった空き家には、もともと広島市内でバーをしていた方がUターンして、地元を盛り上げるために納屋をバーに改装して営業しようとしていたが、実現できてなかった。その話を聞いた小川さんが夢を引き継いで、納屋Barとして、ここを訪れるひとが交流できる場(Bar)にしていきたいと試行錯誤している。

これからどうしていきたい

卒業後も体験事業を続けて、ブログでも情報発信していきながら、川根地域に住んでみたい、関わってみたいという方を地域とつなげ、楽しく暮らせる地域を作っていきたい。

パッションポイント

娘、大豆

公式サイト、出版物など

Facebook

Instagram(@ogawa_in_kawane)

チケット(私のできること、得意なこと)

・川根の体験、川遊び、鮎釣りなど案内します
・五右衛門風呂体験できます

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

川根

お気に入りの場所(アウェイ)

紋別市

つながり

・福岡奈織

本間真生山形県金山町地域おこし協力隊

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

福岡奈織さんからの紹介。ずっと数年前から満点の星空を見れる場所に行きたいと思ってて、そうした場所で暮らす方達が羨ましくも思えてました。いつか川根にも訪れてみたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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