【岐阜】加藤武留（古民家宿ホニャラノイエ）

JR東海で車掌をつとめ、シャルソンやゲストハウスでの出会いをきっかけに退職し、岐阜県大野町で奥さんの瑛美さんと一緒にホニャラノイエを開業した加藤武留さん。

プロフィール

2008年4月　JR東海へ就職
2013年　第1回岐阜シャルソン主催
2019年2月　JR東海退職・世界一周新婚旅行へ
2020年3月　ホニャラノイエ開業

JR東海で鉄道マンとして活躍

岐阜県大垣市で生まれ育ち、小さい頃から鉄道と阪神タイガースが好きだった加藤さん。高校時代に名鉄や東急の採用試験に挑戦するも受かることができず、専門学校に進学をする。その後はJR東海に入社し鉄道マンとしてのキャリアをスタートさせた。好きだった野球観戦で遠出する際にゲストハウスに泊まるようになり、そこで出会う人たちとの交流に魅力を感じる様になった。

シャルソンに出会い人生が変わる

ある日、長野県安曇野市で「安曇野シャルソン」というイベントがあった。時間が空いていた時にFacebookでそのイベントを知り参加した。「シャルソン」とは、ソーシャルマラソンからくる造語で、自由に街の人たちと交流しながら走るマラソンイベントで、決まったコースはなく寄り道しながら街を楽しむことができるというイベントだった。東京のパクチーハウスなどを経営する佐谷恭さんが主催するイベントで、前年に世田谷区からスタートしていた。

そこで佐谷さんと出会い、それまで職場の中でしか飲み行く機会がなかったが、職場以外の人たちと交流するというのが新鮮に感じた。各地で開催され始めていたが、まだ岐阜ではなかったので、自分が始めてみようと思った。まずは仲間を集め、協力してくれるお店への営業も行って8店舗参加してくれることになり、2013年に第1回目の「岐阜シャルソン」を開催した。参加者はみんなお揃いのTシャツを着て、スマホを片手に街を巡っていく。給水ポイントとしてお店などに立ち寄り、地域の人や参加者同士との交流ができる場をつくった。シャルソンの制限時間はなく、交流会がある時間までにゴールするという緩さも魅力の一つである。

ホニャラノイエ開業

シャルソンをきっかけに知ったゲストハウス「地球宿」で、当時スタッフとして働いていた瑛美さんと出会う。2人はゲストハウスを作りたいというお互いの夢などで意気投合して、のちに結婚をした。JR東海も運転士を目指し来てきたが少しづつモチベーションも変わっていき退職。新婚旅行として韓国からスタートして南米、北米、ヨーロッパと渡り、ロシア、中国、東南アジア、オーストラリアまでを約3ヶ月間、奥さんと一緒に旅して回った。いま伸ばしてるあごひげはこの世界一周を始めた時から伸ばしているそうだ。

帰国して、岐阜県大野町で古民家を見つけて「ホニャラノイエ」を2020年3月に開業。瑛美さんによる対話セラピーや人生を文章にまとめ直すライティングプラン、昔暮らし体験プラン、癒しフェアなどユニークな宿泊プランやイベントを企画している。また2020年以降のコロナ禍ではオンライン企画も実施し、47都道府県トークショーや鉄男の部屋なども行っている。

これからどうしていきたい

ホニャラノイエをオープンした時に、年間の半分は自分たちが旅してつながりに行きたいと考えた。各地域に旅したり、地元でもイベント仕掛けていきたい。

パッションポイント

読書、ギター

公式サイト、出版物など

公式サイト

Facebook ホニャラノイエ

Instagram ホニャラノイエ

note  ホニャラノイエ

チケット（私のできること、得意なこと）

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所（ホーム）

野古墳群
岐阜県揖斐郡大野町大字野

山県市神崎
岐阜県山県市神崎

お気に入りの場所（アウェイ）

タイ

つながり

・中谷 翔（地域まるっと体感宿 玉村屋）

・網谷克敏（アミーゴトラベル）

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

中谷さんからの紹介。インタビュー当日は奥さんの瑛美さんと連続しての取材となりました。Youtubeなどで拝見するご夫婦のやりとりはほんわかで優しい空気に包まれていて、その空気に触れに行きたいと思いました。（野田）