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【静岡】原民子(MONDO Creative&Gallery)

イベント会社の空間デザインを行ったのち、伊豆に移住。地域おこし協力隊を経てグラフィックデザインなどで活動中の原民子さんにインタビュー。

プロフィール

東京都世田谷区出身。美大卒業後東京のイベント制作会社で勤務ののち、一家3人で伊豆へ移住、Iターン。地域おこし協力隊として、地域資源の開発に携る。3年間の任期終了後、現在は各種デザインワークを中心に、中学美術非常勤講師、イベント制作など。2021年9月、広告デザイン事務所「MONDO CreativeGallery」を伊豆の国市南條にオープン

東京のイベント制作会社で勤務。デザインしかないと気付く

出身は東京都世田谷区で、大学は石川県金沢にある美大に進んだ。大学生の時に、コンピューターグラフィックに初めて触れて、その楽しさを知った。DTPソフトのクオークエキスプレスを使って、同期と自分たちの作品集を作ったことがきっかけで、雑誌編集をしたかったが、就職先は東京の浅草橋・蔵前にあったイベント会社。美術制作、空間デザインの仕事を始めた。

その後結婚をし、子どもを出産。保育園にお子さんを預けて、当時埼玉県から都内の会社に通勤をしていたが、電車はいつも混んでいてつらかった。次第にゆったりした環境に移住したいと思い始めるようになって、熱海や伊豆などで移住先を調べ、伊豆半島で移住しようと考えた。

伊豆の国市に移住

移住を決めたものの、移住先での転職活動が苦戦してしまう。その時に地域おこし協力隊の募集を見つけて採用された。主な業務はイベント事務局。地域資源を掘り起こし活性化につなげる「オンパク手法」をとりいれた、「伊豆の国ふるさと博覧会」第1回~3回まで、実行委員会事務局兼デザインを担当。そこで様々なつながりができた。「おんぱく」とは、「温故知新博覧会」の略称で、その土地ならではの歴史や文化、自然、食などを 〝体験〟できるイベントで、会場となるさまざまな地域で博覧会のように楽しめるのが特徴だ。イベントにはのべ1,000人以上のお客さんが足を運んでくれた。

任期が満了し1年半後、コワーキングスペースを展開するリフォーム会社の1角を借りて広告デザイン事務所「MONDO Creative & Gallery」をオープンさせた。「MONDO」とはラテン語で「世界」を意味し、「門戸」とも掛け合わせている。個性的で愛される人材が生まれてつながりそして、新しい世界への扉を開けるきっかけとなることを目指しているという。

これからどうしていきたい

広告デザイン事務所「MONDO Creative & Gallery」を軌道に乗せ、地域に必要とされ、いつまでも続く存在となりたい。

広告の事業を軌道に乗せ、息子に業務を託せるくらいにしたい。

自分の作品をもっと作り、世界に発信したい。海外経験があまりなく、行ってみたいので機会を作りたい。

今までにない舞台作品を作ってみたい。

パッションポイント

podcastの、バイリンガルニュースを欠かさずに聞いてます。(理解3割くらいの感覚…)

公式サイト、出版物など

MONDO

チケット(私のできること、得意なこと)

・伊豆の国の見どころを案内します

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

沼津の海(戸田)

お気に入りの場所(アウェイ)

金沢(大学の4年間過ごした場所)

つながり

鈴木真紀子(うさみみ まちライブラリー)

レネ紗矢香(JAZZシンガー)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

鈴木真紀子さんからの紹介でインタビュー。原さんから送られてきた戸田の海の写真を見て、その透明度にびっくりしました。伊豆にはまだ行ったことがないので遊びに行きたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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