20代から始めたFATCAMPを皮切りに、キャンプで使えるスパイスカレースキットやCampFes Weddingなど新しい企画を生み出す山野壮志さんにインタビュー。
生まれは大阪府堺市。20代でユニクロやイタリアンレストランなどで勤務しながら貯金を貯めた。23歳の時、大阪城の野外音楽堂を借りてイベントしたいと思い、ライブイベントを企画して開催する。音楽が好きで自身でもベースを弾いている。フジロックフェスティバル、ライジングサンロックフェスティバルのような野外ライブも好きでよく行っていた。そうしたフェスを見てるうちに自分もキャンプフェスをしてみたいと思ったそうだ。
大阪ではまありキャンプフェスがなく、関西エリアでも数える程度。関東まで片道8時間かけて走り、キャンプ場でテント立てたりしてると12時間くらいあっという間に過ぎてしまう。疲れたまま大阪に帰ってだと、疲れに行ってような気分だった。そうした経験から運営したいと思い始める。まずは友人を誘い第1回のFATCAMPを企画。100人くらいクチコミで集まってきた。音楽・食べ物・お酒・キャンプが楽しめるイベントだ。それが26歳の時だった。それ以降も1年に1回は継続してるそうだ。
FATCAMPの合言葉は「限界を肥えろ!」
音楽で耳を”FAT”に
ごはんでお腹を”FAT”に
キャンプを通して心を”FAT”に。
2017年から「FATCAMP」の宣伝カーとして、FATCAMP Kitchenをスタートした。関西を中心に様々なイベントに出店し、名物は総重量1.5kgのスパイスカレー。ほかにもNYの屋台飯として有名なチキンオーバーライスや、イタリアから直輸入のワインも販売した。
簡単にスパイスカレーを作れる「スパイスカレースキット」を通販で販売開始。玉ねぎを炒めてトマト缶を1つ入れて鶏肉を入れて、スパイスと水を入れて煮込むだけで完成できるという商品だ。キャンプや自宅で簡単に3〜4杯分のスパイスカレーが作れるのが好評だという。また、飲みきれなくて古くなった赤ワインに「ホットワインスパイス」を入れて温めてるだけで簡単に最高に美味しいホットワインもできる。
奥さんと出会ったのが21歳の時にユニクロで働いていた時に、はじめて出来た後輩だった彼女で、それ以降はずっと友人関係のまま、年に1度のみに行く程度だったそうだが、20年の年末から毎月2回は遊ぶようになったそうだ。その奥さんがかつて「もし私が結婚式するってなったらプロデュースしてくれへん?キャンプ場でフェスみたいに結婚式するのが夢やねん!」と語っていたのと、いつも明るくて話をしてるだけで楽しく元気になるという相性もあって結婚することになった。
その奥さんの夢を叶えるのと同時に、この先の事業のひとつとして育てる意味も含め「CampFes Wedding」を21 年10月に開催した。式場はキャンプ場で(キャンプ)、フェスみたいな(ライブ、出店、おしゃれな装飾)、結婚式(ドレス、キャンドル、スーツ)がコンセプト。駅からのアクセスや電源、水道なども考慮して高槻にある「キッチンスヌーグ」をお借りた。会場費用、音響、バンド、食事、お酒、ウェルカムボード、デザインなど総額140万円くらいになったが、今までの感謝と、これからもっとよろしくという気持ちも込めて、ご祝儀と会費はもらわず無料で招待した。
装飾、等身大パネル、来場者に渡す会場MAPとリストバンド。高さ2mの大型ウェルカムボード。ケーキ入刀ではなく豚丸焼き一頭の豚入刀(にゅーとん)。バンド演奏に、プラスチック段ボールに投影してエンドムービー上映もした。
人が輝いてる場所、結婚式、祝い、楽しい、わくわくすることに関わることを仕事をしたい
奥さんと話すこと
山のウェディング (@yamanowedding)
・飲み会を開きます |
※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。
天満
大阪市北区
北海道
・貞末真吾(ブルースカイ)
・ポンセ小山(SHARE BESSO? ツキノイツカ)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
貞末真吾さんからの紹介。FATCAMP、名前からして面白そうで、写真を見たらさらに面白さが伝わってきて、インタビュー直前に開催した結婚式もユーモアたっぷりで楽しそうだなと思いました。これからも楽しい企画を楽しみにしています。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |