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【鳥取】永見陽平(ローカルジャーナリスト(見習い)/よなご若者サポートステーション))

地元ケーブルテレビで約20年勤務したのち、若者支援のNPOに転職し若者と伴走しつつ、ローカルジャーナリスト(見習い)としての活動も行う永見陽平さん。

プロフィール

ローカルジャーナリスト(見習い) /よなご若者サポートステーション

1978年鳥取県米子市生まれ。大学卒業後、大阪のテレビ制作会社で半年のフリーター生活の後、地元ケーブルテレビ会社にて報道→営業→総務→技術と各部署をぐるっと一周り。その約20年の間にNPOの理事なども掛け持ちしつつ、山陰の変わった人に会いに行くおもしろさにも目覚める。現在、若者のキャリア支援を行うNPOに転職し、平日は悩める若者に伴走しつつ、休日はローカルジャーナリスト(見習い)として地域を駆けめぐる。

戦場カメラマンに憧れ、地元ケーブルテレビ局に就職

鳥取県米子市で生まれ育ち、県内の高校に通った。周りは早くから進路を決めていく中、将来何がしたいのか、わからないでいた。そんな時、学校の図書館でたまたま手に取ったベトナム戦争の写真集を見て、その悲惨さに衝撃を受けた。どうして人間同士が争うのか、という歴史的な背景にも興味を抱き、いつしか戦場カメラマンになりたいという夢を描くようになった。

当時、紛争の絶えない地域であった中東の事を知りたいと、アラビア語や中東の文化について学べる大阪外国語大学に進学。しかし学業そっちのけでワンダーフォーゲル部の活動にのめり込んだ。九州の九重連山や北海道の大雪山、南アルプスの山々に美しさに魅せられた。自転車で福岡の門司港から鹿児島の指宿まで、橋の下にテントを張りながら2週間かけて縦断したこともあった。そしてサトウキビ刈りで訪れた西表島で出会った様々な経歴の人達の話を聞き、『人はどんな風にでも生きていける』と人生観が変わった。さらに写真部も掛け持ちし、撮影の技術や暗室作業を覚えた。

就活では志望していた通信社には行けず、食品販売の会社から内定をもらったものの辞退。いきつけの喫茶店のマスターの伝手を頼って、大阪の映像制作プロダクションでのアルバイトを半年ほど食いつないだ後、たまたま営業で募集のあった地元のケーブルテレビ会社に拾われる。入社するとなぜか報道部に配属され、そこで約1年半、取材、原稿、ナレーション、編集までをひとりで行う「ビデオジャーナリスト方式」でみっちり鍛えられた。人見知りだった若者は、街頭インタビューのために毎日100人以上に声をかけられるようになっていた。その後は営業部や総務部、技術部と渡り歩き、あらゆる立場の人と一緒に仕事をしてきた。入社当時は報道の勉強をして、将来は中東でフォトジャーナリストに、という道も考えていたが、知らなかった地元の取材をしているうちに、ローカルにこそ面白いものがあると感じるようになっていった。

若者のキャリアを応援したい

20年近くケーブルテレビ局に勤めていたが、ある日、‟さんいんアフタースクール“という、地元高校生向けのワークショップに参加する機会があった。そこで自分の仕事について高校生に語る一方で、そうした若者に伝えていることが未来につながっていると実感した。こんな仕事ができたらとキャリアコンサルタント養成講座でキャリア支援について学び始める。当初は社内で活かそうと考えていたが、まわりにも個人で活躍する素敵な仲間たちが増え始めていた時期だった。

同じ頃、地域を巻き込みながら20年近く制作を続けてきた『中海物語』という一連の番組がギャラクシー賞を受賞した。日本の放送業界のアカデミー賞のようなもので、ケーブルテレビが受賞するのは快挙だった。

そのとき、どういうわけか「これでもう、思い残すことはない」と背中を押された気持ちになった。

2021年、長年勤めたケーブルテレビ局から、よなご若者サポートステーションへ転職。そこでは15歳から49歳までの方へ就労のサポート、仕事の相談や適性検査、Officeソフトやプログラミングの練習、職務経歴書の添削や面接対策などを行いながら、若者のキャリア支援にあたっている。

これからどうしていきたい

まずは地域の若者にもっともっと活躍のチャンスを作っていきたい。そのために、地域の中にいるプレイヤーと出会い、一緒にプロジェクトを作っていきたいと考えている。さらに、行政と一緒になって、まちづくりと福祉の分野を融合させるような取り組みを進めていきたい。

もうひとつは、『みんなでつくる中国山地』という雑誌にローカルジャーナリスト(見習い)として関わっている。ローカル(地域)をまわり、日々の営みをジャーナル(記録)して、この地域のおもしろさを若い世代を始め、多くの人に届ける関係案内所になりたいというのが1つの目標。

発信したい人向けローカルジャーナリスト養成講座やラジオ番組、高校生のキャリア教育も。

自分自身、これからどうなるか予測できないでいる。人生まだまだ、もがき中。

パッションポイント

とりあえず山陰を中心に、面白いヒトを見つけるコト。

そんなヒトがいたら会いに行くコト。

あとは季節の移ろいを感じながら走ったり、自転車に乗ったり、ときどきトライアスロンしたり。

公式サイト

チケット(私のできること、得意なこと)

・あなたのお好みに合わせて、面白そうな人をコーディネートします!!

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

弓ヶ浜海岸、そこから見る大山

大山から見る、弓ヶ浜

お気に入りの場所(アウェイ)

サトウキビ刈りで訪れた西表島

九重山 法華院温泉

アイアンマンレースの会場にもなっている愛知県常滑市の中部国際空港セントレア

つながり

安達元紀(山陰効果団地)

・堀下恭平(つくばスタートアップパーク

・神庭雄一郎(中央区100人カイギ 

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

安達さんからの紹介。温厚で優しさが伝わってくるインタビューの時間でした。長年のキャリアから思い切って転身したのもすごいです。今後のご活躍を期待してます。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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