「滋賀人」の共同創業者とUDSなど複数の会社でコミュニティマネージャーなど活躍されてる深尾善弘さんにインタビュー。
深尾善弘(ふかお よしひろ)
1989年滋賀県近江八幡市生まれ
2012年立命館アジア太平洋大学卒業
就職で上京し出版社、ウェブ制作会社に勤務後、2016年に地元の近江八幡にUターン。以降は地域内外の企業と個別契約で事業参画。(一社)RCF、UDS(株)、(株)まっせ 等
現在は竜王アウトレットのコミュニティスペース「MOP LABO Shiga Ryuo」のコミュニティマネージャーを務めながら、会員制スペースと(一社)滋賀人の運営、地域での複数のプロジェクトに参画している。
大学は、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学。学生の半数は外国人で、1,100人規模の寮生活を学生たちは過ごしている。そこで監督生を務めることを選択。最初のルームメイトは韓国人で、次に監督生になると、10カ国以上、50名の寮生を受け持った。その後監督生をまとめる寮長に。海外の人と話すと、故郷である滋賀県のことを知らない、日本や地元のことを知らない事がよくわかった。
就職はローカルに心惹かれ、東京にある農業関系の出版社に4年間勤めた。入社して農家研修のために岩手県花巻市に行く。東日本大震災から約1年後だった。まだ復興もできていない状況下で、現実を目の当たりにして仕事や自分のことを改めて考え始めるようになったそうだ。営業先の地方で自然豊かな風景を見るたびに、東京ではなく滋賀で仕事に戻りたい気持ちが強くなっていく。
東京で滋賀県出身の若者が集まるイベントがあり、何度か参加するようになり、やがて滋賀県が開催する移住イベントを手伝うという話が出た。そのためには法人格が必要ということになり、中心メンバーになり「滋賀人」の立ち上げに参画。2017年に一般社団法人化した。
深尾さん自身は2016年10月に知人経由で近江八幡での仕事が見つかり、Uターンをしている。
2017年、江戸末期創業の酒蔵跡の町家を改装した「近江八幡まちや倶楽部」に、東京のUDSが滋賀オフィスを開設。東京での情報発信拠点「ここ滋賀」立ち上げに加えて、滋賀県内のまちづくりプロジェクトを進めていた。そのメンバーに深尾さんも加わり、地域コーディネーターとして活動することに。UDSのオフィスの他、イベントスペース、ゲストハウス『MACHIYA INN』、コワーキングスペース『 co-ba OMIHACHIMAN(コーバ オウミハチマン)』などからなる施設で、近江八幡市の旧市街に残存する文化財の保護、近江八幡市への人の往来、賑わいの創出を目的に活動していた。
深尾さん自身がオーナーとなっている、紹介制、会員制、住所非公開のクローズドな場として運営する『 SNACK – HYPHEN – (ハイフン)』は、まちづくりにかかわる人のための会員制スペースもある。昼間はコワーキングスペースとして、夜は企画押しのスナックとなる。
仲間と話しながら仕事になっているので、これから先も続けていきたい。
ビリヤード、人とのおしゃべり
・近江八幡を案内します |
※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。
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住所は非公開、完全招待制
シャーレ水が浜
滋賀県近江八幡市長命寺町 水ヶ浜182-8
バグース吉祥寺店
東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目9−10 シュープラザビル 4F
公式サイト
・中村匡希(竜王町議会議員)
・田尾友輔(SOKO KAKAKA)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
中村匡希からの紹介でインタビュー。近江八幡には2017年に訪問した事があり、ラ・コリーナ近江八幡や水濠の街並みに心を奪われ、もし関西方面で住みなら近江八幡に住んでみたいと思った事がありました。またお話を伺いに近江八幡にも行きたいです。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |