地域おこし協力隊で地元に帰り、空き家活用や、地域プロジェクトに取り組む高橋洋介さん。
千葉県市原市出身。2013 年、武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業しフリーランスデザイナーに。2017年 市原市養老渓谷へ U ターン。耕すデザイナーとして市原市内のデザインプロジェクトに関わる。 市原市地域おこし協力隊。石神菜の花畑ハルイチバンプロジェクト。2019 年に小湊鉄道上総牛久駅にコーヒースタンド # 牛久にカフェを作りたいんだ オープン。2021 年 合同会社開宅舎 設立。南市原への移住促進、空き家の活用。他に、うしくにぎわいマーケット運営委員会、うしくキッチン / 共同運営、事業組み立て、デザイン リノベーションスクール / ユニット A ローカルユニットマスター など。
千葉県市原市の北部で生まれてから大学進学まで過ごした。大学は武蔵野美術大学に進み、工業デザインを学び始めるが、途中でプロダクトデザイナーの深澤直人さんの本に影響を受けて、深澤さんが教鞭をとっていた基礎デザイン学科に編入した。そこでデザインの基礎的な考え方を地域などの課題解決にどう活かしていくかを学んだ。学生時代は課題制作に費やした時間が多かったが、時々旅行で各地を巡っていく中で自分が生まれ育った市原市への関心が向くようになった。
卒業してからは就職はせずに、知人のデザインを手伝うなどして4年間はフリーランスで働いた。2017年から市原市地域おこし協力隊が始まるのをきっかけに協力隊に応募するのだが、その前の年の9月にあった「菜の花プロジェクト」という小湊鉄道沿線に菜の花の種をみんなで植えて、菜の花の景色を作るというボランティアに参加したこともあり、いろんな人との出会いもでき、地元への関わりを持ってデザインスキルを地元で活かしたいと思った。
地域おこし協力隊では、商店街の活性化や小湊鉄道(同市)沿線の菜の花畑の保全、都内や千葉市などから移住してくる若者をサポートに関わった。南部地域は高齢者が多く、空き家も多いという課題もあったが、その可能性も強く感じた。市原市出身の仲間とも出会い、空き家を生かして人を呼んで、地域に可能性を見せたいと原麻里子さん、小深山(こみやま)徹さんと3人で開宅舎を立ち上げた。空き家の情報をフリーペーパーやWEBサイトで紹介し、マッチングサービスを開始した。また、小湊鉄道線の上総牛久駅の駅舎にコーヒースタンド「#牛久にカフェを作りたいんだ」も手がけた。
市内で空き家が増えてくるが、危機感より、可能性があると思ってる。数年後までに空き家率が40%になると言われているが、40%は新しい人が来てくれる可能性がある。商店街活性や、菜の花を植えるプロジェクトなど未来を作りたい。
畑
Instagram (@ushiku897)#牛久にカフェを作りたいんだ
・よくいく中華食堂があるので、一緒に行きましょう。 |
※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。
小湊鉄道から見る菜の花畑
岩手県宮古市鍬ヶ崎
・小笠原浩幸(みちくさ設計事務所)
・小深山徹(開宅舎)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
小笠原さんからの紹介でインタビュー。小湊鉄道沿いの菜の花畑は千葉を象徴するような光景で、好きな風景です。市民の方たちによって植えられていたという話を聞いて、より好きになりました。足を運んでみたいです。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |