100人、100通りの人生とまちの風景、キーパーソンに会いに行こう

【川崎】立石有香莉(ゆかぴょん)

自身のダイエット体験から27歳で起業し、クッション型トランポリンゆかぴょん“がSNSなどで話題になった立石有香莉さん。

プロフィール

立石 有香莉(たていし ゆかり)

株式会社さくらぎさくら 代表取締役。

トランポリンでリバウンドしないダイエットに成功したという自身の経験より自社ブランドのクッション型トランポリンゆかぴょんを製作し、起業。創業地である川崎市幸区の盛り上げ隊にも所属し、地域活性イベントへの参加も積極的に行う。

学生時代は吹奏楽に励む

北九州市で生まれ育ち、中学生から吹奏楽を始めた。上京して大学2年の時に大学のオーケストラでヨーロッパ遠征があり、そこで演奏したのを機に吹奏楽をやめた。青春時代をずっと楽器をやっていたので、それから他のことも挑戦しようと思い、よさこい祭りに参加したり、タイで日本語を教えたり、地方で農業体験にも参加したりして自分自身をアップデートしてきたと話す。新卒でメーカーに就職して営業の仕事に就くと、自分で食いついていく力や忍耐力など社会人としての基礎を備えることができたそうだ。

一方で、ストレスでお菓子を食べてしまう習慣ができ、体重が増えてしまう。運動は嫌いだけど痩せたい。そこで母親がもともと体育教師だったので、相談したところ「痩せたい部分を動かしていれば痩せる」とアドバイスしてくれた。ある時インターネットで、トランポリンが全身運動にいいという記事を目にする。さっそくトランポリンを購入し試してみると、食事を気をつけながらも痩せれて、ポジティブ思考にもなった。きついダイエットは続かないが、トランポリンなら楽しく続けられて、結果的に痩せられたので自信もついた。

体重が増えてしまったときの立石さん

 

クッション型トランポリンをつくる

実際に使ってみたトランポリンは音がするため、一般的には近隣の迷惑になる可能性もあり、飛び心地など物足りなさも感じていた。そこで自分でトランポリンを作りたいと思うようになり、朝4時に起きて出勤前と土日にトランポリンを作る工場を探した。何社も工場にあたっては、厳しいの繰り返しだったが、ようやく1社見つけて試作品を制作。自己資金を投入して1500個発注した。クラウドファンディングに挑戦もし、最終的に237万円の支援を得た。クラウドファンディングを通じて話題を呼び注目を多く集めることもできた。

だんだん会社員を続けながら片手間ではできなくなり起業も決心。一般販売も開始すると、Amazonで室内用トランポリン売れ筋ランキング1位に輝く(※2022/7/3取得)など、テレビやニュースでも紹介された。起業した会社名は「株式会社さきらぎさくら」と名付け、この由来は北九州市の実家の近くにある志井川の桜並木が好きで、桜から元気をもらうことができる。自分もそんな存在になりたいと名付けたそうだ。商品の「ゆかぴょん」は、自身の名前と床において使えるクッションで、ぴょんぴょん跳ねれると知人が名前を考えてくれたそうだ。

商品は、内部に36個のバネ(=コイルスプリング)を収容してあり、バネを四方をスポンジで覆撃音を吸収する構造なので、自宅でも使うことができる。会社を辞めてトランポリンを売り歩く自身の販売ストーリーを発信したSNS動画は総再生回数1000万回を超えるなど、クラウドファンディングが終わってもなお反響は続いている。そして初回に制作した1500個は完売し、その後も注文があった分は追加で制作し、さらなる飛躍を目指している。

予約注文はこちらから

これからどうしていきたい

トランポリンをもっと広めたい、日本で一番愛されるトランポリンにしたい。そして元気になる方を増やしたい。

この事業を継続させたい、ものを売りたい人の支援してみたい。

パッションポイント

トランポリン、ラジオを聴く

公式サイト、出版物など

ゆかぴょん公式サイト

TikTok(@yukapyon_trampoline )ゆかぴょん/会社を辞めてトランポリン作りました

Instagram  (@yukapyon_newtrampoline)ゆかぴょん | 会社を辞めてトランポリン作りました

Amazon販売サイト【ゆかぴょん】 クッション トランポリン コイルスプリング バネ 搭載 静音 YUKAPYON

チケット(私のできること、得意なこと)

・川崎のオフィスに来てくれたら、トランポリン体験できます。
・起業や商品PRなど相談にのります。

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

多摩川

お気に入りの場所(アウェイ)

志井川(福岡県北九州市)

つながり

米澤智子(本屋うさぎ道)

酒井優一(Turn X)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

立石さんからのメールがあり自薦でのエントリーでインタビュー。同じ福岡出身で川崎住まいという共通点と、テレビかネットで商品を見たことがあり、お話を聞けるのを楽しみにしてました。ほぼ1人でやってるということでアクティブさに脱帽です。私のトランポリン体験してみたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
野田国広の記事一覧