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【大阪】橋本佑美(おばんざいバルりんご屋)

地産地消の居酒屋「おばんざいバルりんご屋」やキッチンカープロジェクトなどに取り組む橋本佑美さん。

プロフィール

橋本佑美(はしもとゆみ)

1988年大阪府八尾市出身
地産地消や自家栽培の自然農法お野菜を中心としたお惣菜等を提供する居酒屋。おばんざいバルりんご屋を2017年に開業。SDGsセミナーや薬膳イベント。『オトナの運動祭』『ゴミヒライイベント』等を開催。『未来を生きるこども達と地球に私たち大人が宿題を残さない生き方』を概念に活動を広げる。

現在、TikTokの「村作る女将りんご」で身近なところから考えられる健康を元にした動画配信やクラウドファンディングにて地球と身体に優しいキッチンカー制作を行っている。

被災地で出会った老夫婦に教えてもらったこと

大阪の八尾市で生まれ育ち、樟蔭東女子短期大学に進学する。学生時代から水商売で働いてきて、短大を卒業後は海外に留学するつもりでいたそうだが、祖母が倒れて入院してしまい、留学は諦めた。仕事は水商売で働いていたお店で知り合ったお客さんに紹介されて、設備設計の仕事に就いた。空調の設計からCADを扱ったりする仕事を2年くらい続けたという。次第に建築に興味が湧き、ある日大工になりたいと思ったそうだ。

そして職業訓練学校で建築について学ぼうとした矢先に20113月、東日本大震災が発生し、震災発生から3ヶ月後くらいに現地へボランティアとして足を運んだ。そこで目にした360度見渡す限り、津波被害にあった風景に愕然としたと話す。しかし町にあったベンチに座っていた老夫婦が笑顔を見せてくれた。毎日葬式ばかりで、せっかく生きてるんだから笑ってないとねと語ってくれた。その言葉を聞いて考えさせられる。自分も笑って生きて生きたい。そう思った。

農業に目覚める

ボランティアから帰ってきて職業訓練学校の試験を受けるはずだったが、試験日を間違えて会場に行ってしまう。それも何かの縁だと感じ、そこから大阪を出て自分がやりたいことをやろうと決意する。むかしから困った時には求人広告を見ていると話し、理由はその時に自分が大事にしたいと思うことが分かるからだという。給料なのか、仕事内容なのか、勤務時間なのか、必要なものがブラッシュアップできる。そうして見つけた旅館の中居を少しやって、その後山梨でボランティアバイトとして農業も始めた。

農作業を12,000円くらいの日当をもらって手伝い、農家さんが泊まる場所と食事を提供してくれる。一緒に働いていたインドネシアの留学生やおばあちゃん達と、出荷できなかったレタスを小川で洗って食べてみると、すごく美味しかった。なんでこんなに美味しいのか。誰かと一緒に作ったものは美味しく感じる。その時幸せを感じて、食への興味が湧いてきた。25歳の時、通っていたBARのオーナーにチャレンジの場を頂き、姉妹店のカフェの夜の部として「おばんざいバル りんご屋」を開いた。りんご屋の由来は、小さな頃から顔がすぐ赤くなって「りんご病やぁ」と付けられたあだ名が浸透して、屋号に使っているそうだ。

クラファン初挑戦

2020年に、クラウドファンディングに初挑戦をした。内容はキッチンカーで惣菜や調味料の量り売りをして、その場所に会いにいって、多くの方にゴミを出さない選択肢を提案したいと考えた。地産地消・地参地笑で繋げて、環境問題やフードロスなどの社会的問題を共に考える場所としてキッチンカーを走らせる。みんながチャレンジできる場所にしていきたいと語った。

これからどうしていきたい

自給自足の村をつくりたい。

パッションポイント

ソロキャン

公式サイト、出版物など

Tiktok   村作る女将りんご

チケット(私のできること、得意なこと)

・八尾の楽しいスナック巡り案内します

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

八尾が一望出来る場所

お気に入りの場所(アウェイ)

ミャンマー

つながり

岡本霞(ほっとまるちゃん)

甚田知世(一般社団法人Re)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

岡本霞さんからの紹介。吸い込まれるような笑顔で居心地の良さを感じるような方だなと思いました。スナック好きなので八尾のスナック巡りしてみたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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