大学時代から関わっていた青山ファーマーズマーケットで働きながら、都市農業の未来を模索している秋元友里さんにインタビュー。
1996年神奈川県川崎市生まれ / 都市の編集者を目指して修行中 / 都市デザイン・コミュニティ・都市農地 / 東京都市大学大学院 環境情報学研究科 都市生活学専攻 都市空間生成研究室 修士卒 / 川崎市農業振興推進委員会 / 都市農家「露地ノ実」 / かわさき若者会議 / 世田谷区おやまちプロジェクト「喫茶やすみやすみ」
東京都市大学に通っていた頃からアルバイトをしていた、青山ファーマーズマーケットに21年春に就職。運営の仕事をしながら、川崎市農業振興推進委員会もやってる秋元友里さん。青山にある国連大学前で毎週末開催されているファーマーズマーケットは、メディアサーフという会社のプロジェクトとしてスタートをした。モデルはアメリカのファーマーズマーケットだそうだ。
秋元さんの実家は川崎市高津区で農家を営んでいる。東京のベッドタウンとして急速に人口増加の川崎市に農園があることは、あまり知られていない。都市農園ならではの課題も抱えており、畑はどんどん宅地化されていく。長年農家として続いてきても残るのが難しいという。秋元さんの実家も他人事ではなく、縮小するかということも頭をよぎったそうだが、どうにかしたいと考え季節ごとの果実を使ったジャム「露地ノ実(ろじのみ)」を作り販売を始めている。ラベルのデザインや販売方法などを秋元さんが支援している。
修士1年目の時にアメリカ・ポートランドにあるファーマーズマーケットを訪れた。アメリカ北西部にあるオレゴン州最大の都市ポートランドには、ほぼ全ての地区にファーマーズマーケットがある。特にPSU Farmers Market(ポートランド州立大学・ファーマーズマーケット)は、1万人以上が訪れるそうだ。
200種類以上の農家や地元のお店が出店したり、ステージでは有名シェフによる料理のデモンストレーションや地元ミュージシャンによる音楽イベントもある。市長自身が出店する農家と交流して、市議会に参加する市民委員をスカウトする場としても活用しているという。単なる野菜販売だけでなく、農業を営む出店者がまちと関わってゆく重要な拠点となっている。
日本国内では、農地と都市部とが切り離されている現状があり、運営メンバーとしても関わっている「かわさき若者会議」でも若い世代に向けて啓蒙活動をしていきたいと語る。
修士のころから、都市と農業を近づけたいと考えてきた。食に興味がある世代は所得が高い30〜40代以上が多いが、若い世代にも興味を持って欲しい。
盆栽
Instagram 露地ノ実((ろじのみ)( @rojinomi )
・同年代におすすめの農家さんを案内します |
※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。
川崎市高津区
東京都世田谷区(尾山台、二子玉川、桜新町)
写真は世田谷区おやまちプロジェクト「喫茶やすみやすみ」の運営風景
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・中野絢斗 (かわさき若者会議)
・西山雅也(トカイナカヴィレッジ 松本傳左衛門農園)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
かわさき若者会議の中野さんからの紹介。最近は盆栽が趣味だそうで、もとは観葉植物だと思って買ったのが三河黒松だったらしく、それ以降盆栽が好きになったという秋元さん。まだまだ伸び代がたくさんありそうで、今後の活躍が楽しみです。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |