紅茶の本場といえばイギリスですよね。イギリスではどのように紅茶を楽しんでいるのでしょうか。イギリス人の紅茶の習慣や、紅茶の種類について見ていきましょう。
イギリス人の紅茶の飲み方
イギリスの紅茶というと、温めたポットにたっぷり茶葉を入れて、スコーンと一緒に、というような優雅なイメージがあるかもしれません。
ですが、実際はもっとカジュアルです。イギリス人は紅茶だけを飲んでいるわけではないですが、日本人にとっての日本茶や麦茶のように1日に何杯も飲みます。
飲む時間帯によっても呼び名が変わります。
・アーリーモーニングティー:目覚めの1杯
・ブレックファストティー:朝食と一緒に飲む紅茶
・イレブンジスティー:午前11時に飲む紅茶。日本でいう10時のおやつのようなものでしょうか。
・ランチティー:ランチと一緒に飲む紅茶(お昼は13時)
・アフタヌーンティー:16時ころ、軽食を食べながら飲む紅茶。日本でいう3時のおやつ。
・ハイティー:夕食は入テーブルで紅茶を飲むことからこう呼ばれます。アフタヌーンティーと似た意味で扱われることが多いです。
これだけの回数紅茶を飲むんですね。
飲む回数が多いので簡単に飲むのがポイントです。ですから、流通しているのは90%以上がティーバッグ。マグカップにティーバッグを入れ、ミルクとお湯を注いで飲むというのが通常の様です。
もちろん、ティーポットを使って優雅にティータイムを楽しむこともありますが、それはティーサロンに入った時や来客時といった特別な時だけのようです。
イギリスで人気の紅茶の種類
イギリス人に人気なのは、アッサムや正論の茶葉です。インドやセイロンは元々イギリス人の植民地だったこともあり、好みの茶葉が栽培されているようです。
他には、ベルガモットで香りづけしたアールグレイも人気です。定番の紅茶が人気のようですね。
通販やスーパーで買える人気のものは?
イギリスにはたくさんの紅茶のブランドがあります。
・フォートナム&メイソン
中でも人気が高いものの1つが「フォートナム&メイソン」です。フォートナム&メイソンというのは300年以上の歴史がある、イギリス王室ご用達の百貨店です。元々は百貨店のプライベートブランドとして紅茶を販売していたんですね。今では世界中で人気のブランドです。日本でも百貨店や通販などで手に入れることが出来ます。
さまざまな種類がありますが、香りのよいアッサムティーを使った「ブレックファスト」がおすすめです。
・トワイニング
スーパーでも手軽に手に入れることのできる紅茶ですが、こちらもイギリス王室ご用達です。イギリス初の紅茶専門店でとても歴史が長く、人々に愛されています。こちらもさまざまなフレーバーがありますが、アールグレイが特に人気です。