東京茶寮とは
「東京茶寮」は、ハンドドリップで日本茶を提供する日本茶専門として、日本のみならず世界で初めてオープンしたカフェです。都内に2店舗がありますが、最初にオープンしたのは三軒茶屋店です。駅から徒歩10分程の静かな通りに位置しており、外観がシンプルなコンクリートの作りです。正面が全面ガラス張りなので、店内の様子がうかがいやすいです。
お店はコンパクトな正方形で、コの字型のカウンターの中央に店員さんが立っています。注文したお茶を入れてくれるのはもちろんですが、カウンターの距離が近いので、注文の品を味わいながらお茶の豆知識やおいしい入れ方など色々なことをお話しできます。店内席はカウンターを囲む10席ほどしかないので、非常にサービスが行き届いています。
メニューはシンプルで、1300円のお茶飲み比べ2種とお菓子のセットのみです。産地の異なるお茶が常時5~7種類用意されており、そこから2種類のお茶を選ぶことができます。それぞれ苦みや甘味などの特徴に違いがあり、希少品種を含む幅広い種類のお茶を取り揃えています。
茶葉は取れた産地や標高によってそれぞれ異なる特徴があります。お茶というと苦みのあるものばかりなイメージですが、東京茶寮では、そんなイメージを持ってる人をビックリさせるような風味のバラエティあふれるお茶のテイスティングができます。産地や焙煎具合、淹れ具合によって味わいに違いがあり、お茶をあまり飲んだことのない人や外国人の方でも紅茶やコーヒー感覚でテイスティングを楽しむことができます。
テイスティング用のお茶を選んだあとは、店員の方がその茶葉に一番ふさわしい淹れ方で1杯1杯丁寧にドリップしてくれます。その作業を見ているのも楽しいです。それぞれの味わいをよく引き出す湯呑みカップに入って提供されますが、それがまたかわいらしいです。
セットで選べるお菓子には米粉のバターサンド、ドライフルーツの羊かん、香るおはぎの3種類があります。洋菓子っぽくも和菓子っぽくもあるこれらのお菓子は、すべてのお茶とよく合います。お茶2杯にピッタリな小ぶりサイズで、ゆっくりと味わえます。
店内やオンラインでは茶葉の販売もしており、パッケージにそれぞれの特徴が記載されているので選びやすいですし、店内で気に入ったお茶があれば、淹れる時の適切な温度やポイントなどを店員さんに聞いて購入して自宅でもおいしいお茶を楽しむことができます。
ネットでの席の予約も可能です。店内席数が少ないので、待ち時間を無くしたい人は予約をして来店するのがベストです。