奥只見シルバーライン

18キロのトンネル

奥只見シルバーラインは、 全長22kmのうち18kmがトンネル で、奥只見ダムを作るために、その資材運搬専用道路として建設されたのが奥只見シルバーライン。19のトンネルが続き、全長22kmのうち18kmがトンネルという、国内でもまれな道路です。

特に奥只見への手前には3つのトンネルが10km以上つながっています。ゴツゴツした岩肌の壁面は往時の姿をいまだ残しっています。

昭和29年着工、昭和32年完成。昭和44年に新潟県に譲渡され、昭和46年に有料道路と して一般車の通行が開始。昭和52年に無料化となった。

二輪車、歩行者は通行できません。高さ制限3.7メートル。

奥只見ダム

シルバーラインを語る上で外せないのが奥只見ダム。高さ157m、全長480mの直線重力式コンクリートダム。同形式のダムでは日本一の高さを誇る。奥只見ダムによって形成される人造湖、 奥只見湖の面積は約11.5km²(東京都千代田区や文京区とほぼ同じ)、貯水量は約6億㎥、富山県の黒部ダムの約3倍になり、奥只見発電所の出力は一般水力(揚水発電を除く)では国内最大の56万kW(約18万世帯の生活電力に相当)を発電する。

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