住宅街の路地奥に生まれた、令和の「村」のような場所
埼玉県草加市、獨協大学前エリアからもほど近い静かな住宅街。そこに、かつての古いアパートが息を吹き返した「シェアアトリエつなぐば」があります。

ここは、単なるコワーキングスペースでも、おしゃれなカフェでもありません。掲げているのは「仕事につながる、母親につながる、地域につながる」という3つの軸。 「子どもが小さいから働けない」ではなく、「子どもがいても、自分らしく活動できる場所」を目指して、建築家や現役のパパ・ママたちが手を取り合って作り上げた、いわば現代版の「村」のようなコミュニティ拠点です。

築35年のアパートを再生。愛着を育む「DIO」のリノベーション
記事の導入では「築100年」という言葉もありましたが、正確には築35年(1984年築)の鉄骨2階建てアパートをリノベーションしたものです。しかし、一歩足を踏み入れると、どこか100年前からそこにあったかのような「懐かしさ」と「温もり」を感じるはずです。
この施設のリノベーションには、驚きのポイントがあります。
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DIO(Do It Ourselves): 「自分たちで」という意味のDIYを超え、入居予定者や近隣住民、市役所職員までが参加するワークショップ形式で工事が進められました。
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レスキューされた資材: 解体現場や古民家から「レスキュー」してきた古い建具や古道具が、新しい空間のアクセントとして再利用されています。
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開放的なデザイン: かつての窮屈なアパートの間仕切りを取り払い、1階には誰でもふらりと立ち寄れるカフェと子どもスペースを配置。2階には美容室や設計事務所、託児室などが入居し、建物全体が風通しの良い「一つの家」のように設計されています。

つなぐばで楽しむ「食」と「手仕事」
つなぐばの魅力は、その運営スタイルにもあります。1階のキッチンは「シェアキッチン」となっており、日替わりでさまざまな料理人が腕を振るいます。
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季節のランチ: 地元の新鮮な野菜をふんだんに使った、身体に優しいメニューが人気です。
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作家さんの手仕事: 館内では、布小物やアクセサリーなどの作家さんが活動しており、ワークショップが開催されることも。
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目の前の公園: 建物のすぐ前には八幡団地の公園が広がっており、テイクアウトしたコーヒーを片手に子どもを遊ばせながら一息つく…そんな豊かな日常がここにはあります。
ただ消費する場所ではなく、誰かが何かを「つくる」姿が見える場所。そこに行けば、誰かとゆるやかにつながれる。そんな安心感が、今日も多くの人々をこの場所へ引き寄せています。

アクセス情報
「シェアアトリエつなぐば」へは、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)を利用したアクセスが便利です。
鉄道でのアクセス
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東武伊勢崎線「新田(しんでん)駅」から
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東口より徒歩約14分。
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東武伊勢崎線「獨協大学前〈草加松原〉駅」から
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西口より徒歩約19分。
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少し距離がありますが、草加の古い町並みや公園を通り抜けるルートは、お散歩にも最適です。
クルマ・自転車でのアクセス
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駐車場: 敷地内に数台分の駐車スペースがありますが、イベント時は混雑するため近隣のコインパーキングの利用もご検討ください。
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駐輪場: 広い駐輪スペースがあり、地元の方は自転車で訪れるのが定番です。
