新横浜駅から福山駅へ
東海道新幹線で新横浜駅から福山駅まで、のぞみで1本。のぞみ停車駅というのがありがたい。福山駅は3層構造で最上階が山陽新幹線、2階が在来線(山陽本線、福塩線)、1階がコンコースとなってる。福山城口にはすぐ隣接して福山城、ばら公園口は愛媛県今治方面行きの高速バスなどのバス乗り場、天満屋など商業地が広がる。
福山市は薔薇とデニムのまち
福山市は、広島市に次ぐ人口で広島市と岡山市の中間(岡山市寄り)に位置している。バラの街として毎年バラ祭りが開催されるほか、備後エリアの福山市もデニムも町として売り出していて、ユニクロのジーンズは福山市内で生産されているとか。地場企業は青山商事、福山通運、エフピコなどがある。
マンホールは広島カープデザイン
広島市から離れていて、どちらかと言えば岡山の経済圏が違いのだが、広島カープは第二の都市福山市民のファンを取り込もうと、マンホールデザインはカープデザインになっているほか、クルマのナンバープレートも広島カープデザインになっている。
福山そごう、iti SETOUCHI
福山そごうは、中四国地方で最大規模の百貨店として1992年4月29日に開業。地上9階・地下2階の店舗面積は3万4400平方メートル。駅前の天満屋福山店の売場の1.5倍の規模だった。しかしバブル崩壊などにより8年8か月で閉店した。
そごう閉店後は、福山ロッツなど商業施設になったが苦戦の末、福山市の閉鎖リノベーション案として1階フロアのみの限定で再オープンするこになった。2022年9月30日に「iti SETOUCHI (イチ セトウチ) 」として開業。コワーキングスペースtovio、NEED the PLACE、BETTER BICYCLES福山店、Laughter Doughnuts、Do you wanna Green?などが入居。
福山駅のすぐとなりは福山城
福山城は、日本100名城にも選ばれている。1615年(慶長20年)の一国一城令発布後の元和8年(1622年)に竣工。築城主は水野勝成。
天守から見た景色。すぐ目の前は福山駅と市街地。
福山シティFC
2015年6月に福山青年会議所などにより設立された任意団体「福山にプロサッカークラブをつくろう会」を法人化した「一般社団法人福山スポーツコミュニティクラブ」の傘下クラブとして2017年2月に福山SCCの名称で創設された。同年には広島県東部サッカーリーグ3部からスタートし、2019年11月にクラブ名称を福山シティFCに変更した。クラブカラーは白、黄色。Jリーグ参入を目指し中国サッカーリーグで戦っている。
デニムの聖地・井原で笠岡ラーメン
岡山県井原市はジーンズの縫製や加工工場などが集まっている。江戸時代中期に綿花栽培が盛んになり藍染織物(手織り)の産地となった。明治以降から厚地藍染綿織物が大量に生産されて、学生服や作業服の服地に使用された。駅舎は立派なデザインで構内にデニム資料館がある。
見た目も美しい笠岡ラーメン「笠北」のラーメン。笠岡ラーメンは岡山県笠岡市にある「坂本」をルーツに「いではら」など人気店を生み出した。親鳥をつかった力強いスープはシンプルながら中四国エリアのラーメンの中ではダントツのレベルだと思う。
鞆の浦で歴史を感じる
鞆の浦(とものうら)へは福山駅からバスで1時間ほど。地元の方は鞆(とも)と言う。江戸時代の港湾施設「常夜燈」、「雁木」、「波止場」、「焚場」、「船番所」が全て揃って残っているのは全国でも鞆港のみということで注目が集まる。またドラマや映画のロケ地でもあり、アニメ『崖の上のポニョ』で、宮崎駿監督が構想を練った地として有名になった。
瀬戸内海のゆっくりとした空気や凪を感じる。
小さな港の風景と古き街並みが人気。強いていうと宿泊施設や飲食店がもう少しあると観光客的には嬉しい。
東福山で府中焼きの人気店
JR東福山駅から少し歩いたところにある府中焼き(ミンチ肉が入ったお好み焼き)の人気店・平の家(ひらのや)は、ふわふわな玉子が乗ってるのが美味しい。